前夜のつづき | じつはぼくのくぼはつじ

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老いを認める日々のブログ

人智の及ばぬ先の事を考えるのは愚の骨頂であると書いたけど、そうと分かっていながら先々を考えるのが凡人の常で、例えばテレビ等で「老後破綻」などという暗く物騒な響きの言葉を目にし耳にすれば、間もなく訪れるであろう老後の生活に思いを馳せ、心穏やかではいられなくなる。

わたしの知り合いの零細惣菜店を営むK氏などは、日頃は「♪ケセラセラ~♪成るようにしかならないのが人生なんだから、あれこれ考えるだけ無駄だっちゅうのっ!」と強がりを言っているのに、「二千五百万円では足らない老後資金!貴方を待つ老後破綻!」というタイトルのニュースをインターネット上で見かけて読んだ途端、不足だと書かれている金額の二桁も三桁も足らない自身の全財産全預金額を思い浮かべて凍りつき、一週間ほど床に伏せってしまった。

K氏の場合は極端かも知れないが、老人あるいはセミ老人(セミプロみたいなもんね、笑)の大多数は、なにかの拍子に夜更け目覚め、闇の中に暗い未来を見つめて孤独感に苛まれ絶望的気分になることがままある。

でも、大丈夫!夜明けは必ずやって来て、明るい未来を思い浮かべさせて呉れるから……ニコニコ


先の事がどうなるかは神のみぞ知る。

ともかく今を、一生懸命に生きようではないか老人及びセミ老人諸兄姉!!