さてと、セルフライナーノートのはじまりはじまり。
収録順にまずは3曲目まで。
1曲目:
「5時」
宇宙のネジしめて
地球とか子宮とか
夕方5時から朝の5時まで
台所で続く宴さ
カリフォルニアの色彩感で目を覚まして
太陽の涙の匂いを嗅ぐ
拡散した光の粒
時給とか浮輪とか
朝の5時から夕方5時まで
街中で続く宴さ
感情の向き右斜め上眠りについて
大仏の頭の夢を見る
街を歩く彼女の輪郭は透明なゼリーみたいで
僕の喉に詰まったままだ
朝か夜かわからなくなった5時の街の坂道で
僕はまた道に迷っている
2009年の4月に書いた、今回の音源中、もっとも新しい楽曲。
SSWで嫁のコーラの作品に「お父さんとお母さん」という楽曲があるのですが、コード進行が同じです。
なのできっと、夜中に練習をしているのが、睡眠中に脳内に忍び込み、生成されたと思われます。
台所と宇宙は繋がっているという様な妄想と、寝室にカーテンがないので、朝、非常に眩しくて起きた時の、色彩感、朝の繁華街のイメージ。
混沌と整頓、極彩色と無色透明、一見相反するものが、実は隣あっているが、でも皮一枚の距離感で、混ざり合っては居ない様子。
個を対象化するのが輪郭だとするならば、もう輪郭だけの中身空っぽなそれは、ゼリーみたいにぐしゃぐしゃだ。
ギャーギャーと騒々しいファズギターで、宴の開始。
二曲目:
「虹色のリズム」
猫背のあの娘は 空を見上げて歌う
夕暮れ図書館の影に咲いた花の様に
乾いた空には 飛行機雲ふたつ
ガードレールをまたいで消えた風の様に
愛の歌響けまっすぐ君に届け曇り空を越えて
叶わぬ夢など無いと教えて明日が見えなくても
西の空からは茜色の光伸びる
夕暮れ市役所の屋上に響く口笛の様に
昼間に浮かぶ月の側には虹
泣き出しそうで走り出した夕暮れ交差点
愛の歌響けまっすぐ君に届け曇り空を越えて
叶わぬ夢など無いと教えて明日が見えなくても
虹色のリズムに乗って 僕らの日々は続いてく
虹色のリズムに乗って 僕らの日々は続いてく
明確なリードフレーズに導かれるギターロックを書こうと、イントロのギターフレーズを元に広げて行った曲。(弾き語りでは、ボサノバ風にして演奏したりもしますが。)
歌詞は、冬の曲があまりなかったので(以前、冬はライブしていなかったから。)、冬の曲を作りたかったので、最初はサビの「曇り空」が「冬の空」でした。
メガネポップショウの時は、歌い出しを「眼鏡のあの娘は」に代えて歌ったりもしています。
「5時」が、ある意味ストレンジな世界なので、二曲目はストレートな歌詞世界で。と聴こえるかもしれませんが、屈折している所は随所に。
サビの、コーラスというより合唱が、ライブで楽しい曲です。
三曲目:
「あの感じ」
あの感じ あの感じ あの感じ あの感じ
結べない靴ひもや 柔らかい唇だ
もし君がひとりぼっちなら きっと僕もひとりぼっちだ
夕暮れの向こうの世界に 自転車で行こう
今 君の手に触れて 何かが変わった
あの感じ あの感じ あの感じ あの感じ
ほどけない靴ひもや 守れない約束だ
もし君がひとりぼっちならきっと僕もひとりぼっちだ
知らない国の言葉で 考えてた事がある
今 君の声を聞いて 何かが変わった
あの感じ あの感じ あの感じ あの感じ
あの感じ あの感じ あの感じ あの感じ
言葉にしてしまうと色あせてしまう、感情や感覚というのは確かに在って、それをどうにかこうにか、言葉で伝えたいという。矛盾していますが、そこは諦めないで居たいという決意表明でもあります。
弾き語りでもバンド編成でも、ライブでお客さんの反応の良い曲です。
オルガンがギュィーンって入ってくる所がかっこ良いです。
はじめの頃は、何回目の「あの感じ」なのかわからなくなって、途中で終わっちゃってたりしてました。
こんなの読んで聴いた気持ちにならないで、↓買って下さい!
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視聴はコチラから↓
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*night rainbow*2010.10.11 release!
1.5時
2.虹色のリズム
3.あの感じ
4.足音のエコー
5.左の手
6.青
7.矛盾の糸
8.境界線
9.葉桜
10.ASAYAKEグラデーション
11.雑念ブランコ
12.夜の隙間
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CD発売お祝いライブ:
10/11(mon)「メガネポップショウ14」@吉祥寺曼荼羅
~レコ発だよ三点倒立!三度目の正直~
open18:30 start19:00 前売チケットご予約の場合¥2000
act:
もぐらか迷子
rens.
ザ・フラフラ眼鏡
メリル
MC:前里慎太郎(from重力2)