*night rainbow*セルフライナーノーツ1 | 眼鏡越しの世界

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対バンさんの記録や、ライブの感想、メリルの活動状況について。

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*night rainbow*セルフライナーノーツ1




はじめに:振り返りと由来と年表。



とうとう完成しました。(現時点でまだ手元にはないですが。)



メリル初のフルアルバム(12曲入り)。


タイトルは*night rainbow*(夜の虹)。


虹は普通、雨上がりなどの空気中の水分に太陽光が反射して、光の輪ができ、その半分くらいが、空に架かる橋のように見えるものというか現象。

極稀に、同様の現象が、月光によって夜空に虹を作る事もあるようです。

それはまさに、日常の奇跡。

月明かりだけの暗い夜空に架かる虹のライン。


暗い話題ばかりの世の中。
最強に不景気。

先が見えない。
不安で眠れない。

そんな時に、夜空に架かる虹のような、

皆さんの心に響く唄として、この作品集を届けられたとの想いから命名しました。



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*night rainbow*は、昨年2009年の6月より製作を開始しました。

途中、録音データの入ったノートPCのハードディスクが故障したり、

bassの草作君が体調を崩したりと、色々と問題はありつつも、


(そうだ、映画音楽の製作などもやってました。20曲くらい製作した時くらいに突然「メールの返事が遅い。」と言われて降ろされたんですが。。なんだったんだろうアレ。)




なんとか、


同年12月に、はなのうず企画「うずまきフェスティバル」にて、

先行シングルとして、「5時」と「足音のエコー」の2曲を発表。


(このあたりまでは、レコーディング日記をブログに記録していましたね。)



が、


年明けて1月、私、腎臓結石で身動きが取れなくなる。

一週間ほどの自宅療養中に、残りのギター録音とボーカル録音を、終える。

大量の座薬を頼りに。



1月に下北沢モナレコードにてライブ後、しばらく録音作業に集中するため、メリルのライブ活動もお休み。


病みあがりで、なんだか精神的に不安定で、

(結石になって死ぬなら1回くらいやっておこうと思い、)


弾き語りでワンマンライブを遂行。


60曲3時間焼き肉付き。




母方の実家青森の生んだスター?三上寛氏とも共演。褒められる。




自主レーベル&イベント企画を行う、メリルミュージックワークスを立ち上げる。

一発目の新企画として、「MoYA vol.1」を吉祥寺曼荼羅にて、開催。

元千万石の川口純平君の新バンド、オキシデンデストロイヤー、

新潟ツアーで一緒だった二人組、よはく、

くつした(敬称略)の、

三組を招致して開催。

良いイベントにはなったが、

動員は散々で大赤字。





4月に西荻窪ウェーバーにて、さいなら魔人/PUNKSKUP共同企画の「EじゃんGじゃん最高じゃん」に出演。

このライブに向かう途中、私、膝を痛め、鍵盤尾根画伯のコーラス録音をキャンセルする。



また、まる四年勤め、尾根ちゃんとも初めて会った場所である、
お茶の水のショットバーを解雇されたのも、4月。






さらに、


まったく完成の目処が立たぬまま、




4月、吉祥寺プラネットKにて、ネクラポップ、nose、リズラナを招致しての、

メガネポップショウvol.13開催。

世界初?のCDの発売されないレコ発ライブになる。




5月、またもPCの具合が悪くなり、草作君のコーラスを中断し、500mlを6缶あけるさまを、

ユーストリーム配信する。

その後、重力2、ファンタスタスらと府中フライトの練習スタジオでセッションして遊ぶ。


が、なんとか、

5月末に全ての録音を終える。




ミックスを国分寺のダブマスター、須田実先輩に依頼。


ところが、今度は先輩の作業用PCが壊れる。


また、データの不備などがあり、暗雲立ちこめる。




なのに、


6月には、これまたレコ発と称して、


はこモーフ、ファンタスタスを招致し、「MoYA vol.2」を開催。


CDが発売されないレコ発を2回も開催したバンドは、ホントに世界初だと思う。




さらにもったいない事に同月、

お世話になっているライブハウス、フォースフロア企画で、

現メンバーでは初の大箱である、

吉祥寺クラブシータのステージにもあがる。


物販コーナーには、共演のMistyのCD音源の横に、尾根画伯製作の、メリルTシャツが並ぶ。


この時より「メリルのT発ライブ」という言葉まで生まれる。





そして製作開始より1年経過。





7月、


ブッキングライブでレコ発でもいいじゃないかと、リベンジの意味も含め、

吉祥寺プラネットKにてライブ。

が、当然まだ発売はされず。。。

実は録音なんてしてないんじゃないか説も。




8月、


大手外資系CDショップのHMV渋谷店閉店。

CDの売れない時代というのが目に見える。

電飾が外された、センター街の看板の寂しい事。



ジャケットの写真は、
HMV渋谷店が閉店した日の、
ハチ公付近から109方面を撮影したものを、
尾根画伯に加工してもらいました。




自主弾き語り企画、異能の宴で、マスタリング前の音源の視聴会をする。


尾根画伯フリーになる。




9月、


中旬にマスタリング作業完了。


第二回「うずまきフェスティバル」(24時間連続ライブ)に参加。


下北沢Que、東京タワー展望台でライブ。




ギリギリで、ジャケット類製作が間に合っていない事が判明するも、


短納期のプレス屋を探し、
なんとか10月11日@吉祥寺曼荼羅「メガネポップショウvol.14」での販売が可能であることが判る。



無事、印刷物の入稿も間に合い、現在量産中だと思う。



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最近出ているインディーズのCDの傾向として多いのが、

「豪華客演」で複数のゲストミュージシャンに参加してもらってというやつ。


少し名前が知れていたり、上手だったり、それはそれで良い作品ができていると思うので、

文句がある訳でないのですが、


*night rainbow*では、メリルのメンバーが全ての演奏をしています。



それゆえ、つたない所も多い。


一つだけ、どうしても書いて置きたいことは、


ドラムのジュン君は、1年以上前の、しかも二日間で、全ての録音作業を終了している。

それ以後、複数ライブも重ね、録音されたものから演奏力においてもっとも遠い所に居るのは彼だ。


つまり録音後凄い上達してるんです。

それは最近のライブを観てくれている方には十分伝わっているとは思うのですが、

音源だけを聞いて評価する人も当然いる訳でして。


で、あるから言い訳をするつもりはないが、申し訳ない気持ちではある。




そして、


今回録音した曲のほとんどの楽曲のアレンジは、

結成から9年間のメリルに在籍したメンバーのアイデアが踏襲されている。

現メンバーを除いて、

ドラマー6人(リハだけ参加してくれた方を入れると8人)、

鍵盤3人、

ベース2人(リハだけ参加してくれた方を入れる3人)、


感謝したい。(皆さんの名前を書きたいが、ここで名前を出せない別れ方をした人がいるのも事実で、残念。)

ギャラは払えん。



また、メンバーではないが、録音への助言、ミックスマスタリング作業を担当してくれた、須田さんには、最大限の感謝を。

「境界線」作曲時にもコードワーク、アレンジにおいてプロデューサー的役割をはたしてくれました。

「境界線」を書けた事で、作曲者として次のステージに近づけたと思っています。


ギャラはもう少し待って下さい。



また、製作開始前から、さまざまなアイデアを共有してくれ、公私共に刺激と明確な指摘を与えてくれた、オキシデンデストロイヤーの川口純平氏にもこの場を借りてお礼を。
(あの、アマチュアミュージシャンのCDに書いてあるスペシャルサンクスとか恥ずかしいですから。)



つまり演奏しているのは、4人ですが、多くの方に支えられてこの*night rainbow*は完成しました。という事です。



あとビール。(実際、製作開始から4人が消費したビールの量って1ガロンくらいでしょうかね。)


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と、1曲1曲のセルフライナーを書く予定が、前説段階がやっと終了だ。

続きはまた明日。。。


これまとめてメリル通信レコ発記念号(10/11@吉祥寺曼荼羅メガネポップショウ14で配布予定。)に掲載する予定なんですが、間に合わないかもしれないかもしれない。


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視聴はコチラから↓
http://www.myspace.com/meril2f



*night rainbow*2010.10.11 release!


1.5時 
2.虹色のリズム 
3.あの感じ 
4.足音のエコー 
5.左の手 
6.青 
7.矛盾の糸 
8.境界線 
9.葉桜 
10.ASAYAKEグラデーション 
11.雑念ブランコ 
12.夜の隙間

12traks ¥1500(tax in) mmcd-0001 meril music works



CD発売お祝いライブ:


10/11(mon)「メガネポップショウ14」@吉祥寺曼荼羅

~レコ発だよ三点倒立!三度目の正直~

open18:30 start19:00 前売¥2000

act:
もぐらか迷子
rens.
ザ・フラフラ眼鏡
メリル

MC:前里慎太郎(from重力2)




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もっとも最近のメリルのライブ写真↑ これは小笠原嬢が撮影(9/21@西荻窪ターニング)