長い3月議会が終わりました。

 

突然の日鉄跡地問題での防衛庁との協議会などもあり、その対応に追われました。

 

 

議会日程の最終日に行った、反対討論の一部(最終部分)を残しておきます。

 

◇防衛省の考える多機能な複合防衛拠点の具体的な3つの項目には、装備品(自衛隊では海外の軍隊でいうところの"兵器"を"装備品"と呼ぶ)の製造や岸壁を利用した港湾機能、そして火薬庫の検討もあります。

 

もし戦争になれば真っ先に攻撃の対象になるのは明らかです。

 

市は今後の跡地活用案に先入観を持たず丁寧に進めると言われております。

 

しかし、市民の命を守る視点で言えば、市民が危険にさらされる確率が高くなることの先を見通す力は持つべきですし、経済が潤ったとしても意味もなく愛する人や家族がその犠牲になったらどうするのかといった想像力は持って話し合いに臨むべきであると申し上げておきます。

 

命より優先する経済はあり得ません。

 

市長は呉の港の管理者でもあり、平和な呉の港を作る責務があります。

 

その平和な呉の港が「多機能な複合防衛拠点」の港になれば、あの80年前の悲劇をくり返すことになります。

 

何よりも市民の声を聞き、情報を開示し、日鉄跡地案に関する住民投票などもするくらいの覚悟・姿勢を求めます。

 

呉市と呉市民に禍根を残さない事を求めて、新年度予算に反対します。