バックボーンとなる古典 | 書道講師、デザイン書道家、筆跡診断アドバイザー、池田万里のブログ

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こんにちは〜(^。^)

6月に入り、南から順々に梅雨入りしていますね。


さて、およそ30年前事です。

通信教育の書道の会社の検定課のスタッフとして、勤務していましたが

上司(師匠)から、そろそろ、明清をやってみる⁉️

と打診され、あなたにはこれが向いていると思うと

勧められた古典がこれ!
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げいげんろ!
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私としては、メジャーな王鐸を勧めて欲しかったのに、、

「先生、これ、すごく癖がありますけど、、これのどこが良いんですか?」

と言った記憶があります。

「まぁ、良さは書いているうちに分かるから、とにかく書きなさい!」と

「筆は、画材店で、2センチ位の絵筆があるから、それで、筆の腹をこすりつけて、かすれを出すのよ。」と

それから、臨書といえば元璐というくらい傾倒して

揺す振りながら、手首をくるっと動かして払うあの独特な左払いも、どうにかクリアできたかな?

というくらいになり、創作も全て元璐調で書いていました。

明末清初と言われた時代

滅びた明王朝に忠誠を尽くし、殉職したのが、元璐。

一方、清王朝に寝返ったのが、王鐸。

と言われているそうです。

その対照的な生き方、賛否両論あるでしょうが

私としては、やはり元璐の方に生き方にも魅力を感じるかな⁉️と

まあ、死んだら何にもならないかもしれませんが、、(´・_・`)

先日、無性に元璐が書きたくなり

書いたのがこちら
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3枚、横に並べてみました。

何回書いても、上手く書けないのが

古典臨書ですね(>人<;)