6月に入り、南から順々に梅雨入りしていますね。
さて、およそ30年前事です。
通信教育の書道の会社の検定課のスタッフとして、勤務していましたが
上司(師匠)から、そろそろ、明清をやってみる⁉️
と打診され、あなたにはこれが向いていると思うと
私としては、メジャーな王鐸を勧めて欲しかったのに、、
「先生、これ、すごく癖がありますけど、、これのどこが良いんですか?」
と言った記憶があります。
「まぁ、良さは書いているうちに分かるから、とにかく書きなさい!」と
「筆は、画材店で、2センチ位の絵筆があるから、それで、筆の腹をこすりつけて、かすれを出すのよ。」と
それから、臨書といえば元璐というくらい傾倒して
揺す振りながら、手首をくるっと動かして払うあの独特な左払いも、どうにかクリアできたかな?
というくらいになり、創作も全て元璐調で書いていました。
明末清初と言われた時代
滅びた明王朝に忠誠を尽くし、殉職したのが、元璐。
一方、清王朝に寝返ったのが、王鐸。
と言われているそうです。
その対照的な生き方、賛否両論あるでしょうが
私としては、やはり元璐の方に生き方にも魅力を感じるかな⁉️と
まあ、死んだら何にもならないかもしれませんが、、(´・_・`)
先日、無性に元璐が書きたくなり
何回書いても、上手く書けないのが
古典臨書ですね(>人<;)