飲食、農業、食品/菓子製造業の売上獲得支援をしている
中小企業診断士の久保正英です。
今日もご縁をいただき、訪問いただきうれしいです。
ありがとうございます。
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今日は、支援先が2社出展しているので、ギフトショー、グルメ&ダイニングスタイルショーに行ってきました。
その上で、今後の参考と、自らの学習のために、会場内の全てを散策。
余談ですが、原則写真撮影は禁止になっていますので、許可を得た写真も掲載しないこととします。
その上で、所感だけ紹介します。
正直に感想を書きますと、6年前よりも「面白くない」イベントになっていました。
理由は様々ですが、大きな理由は以下でしょう。
来場される方にとって「どのような価値があるのか」が各ブーズ(小間)で表現できていない。
⇒モノの紹介やモノの展示に終始している
これが残念でした。
面白いイベントというものは、イベント全体が「明瞭に来場者を意識して、来場者にとっての存在価値」があるものです。
なぜ、このイベントが必要なのか?
これが明確だということです。
各ブース(小間)(事業者)においても、「このブースは来場者にとって、このような価値があります」といった主張が必要です。
それが、まったく無かったに等しいので、面白くなかったのでしょう。
あくまで、私の主観ですが。
では、どうあれば良いのか?
それは、マーケティングでは、ある意味当たり前の「コト消費」に尽きると思うのです。
「うちのブース(小間)は、このような課題の改善に貢献するために存在します」
「このイベントは、このような課題を改善することに貢献するために存在します」
つまり、モノを紹介するのでは無く、コトを紹介する意識が重要で、これが無ければ、バイヤーの興味喚起や、来場前の事前期待を超えていくことは叶わないでしょう。
以前、小規模事業者の立場で、展示商談会のブース装飾等の仕方(方法・手法)を以下のブログ記事で細かく紹介しましたが、ここにあるように「存在価値」をモノではなく、コトで考えることが重要だと言うことです。
このブログ記事で言えば、「調味料いかがですかー?」という提案ではなく、「御社の食材の拡販をお手伝いします!」という提案です。
それぞれ、モノ提案、コト提案であることに気付いていただけるでしょう。
無論、後者の方が、バイヤーうけが良いのです。
ギフトショーは大好きなイベントの1つなので、ぜひ、次年度に向けて、改善されてほしい!
そのように節に望むのです。
==お知らせ==
皆さんの売上向上(マーケティング)に役立つ記事満載(webサイト内のブログ)
==久保正英のプロフィール==
≪主な受賞歴≫
2016年 中小企業庁長官賞受賞(中小企業経営診断シンポジウム)
2013年 中小企業診断協会 会長賞(中小企業経営診断シンポジウム)
≪主な著書≫
「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ(同文館出版)
飲・食企業の的を外さない商品開発(カナリア書房)
≪一般社団法人エコ食品健究会 代表理事 / 経済産業省登録 中小企業診断士≫
加工食品企業や飲食店のマーケティング戦略立案と実行支援(商品・販路等)を直近3年で大手(上場)事業者に63社に実施。
個人や小規模事業者の支援は専門家派遣事業も含めて直近5年では350社(当事務所スタッフ含む)にのぼる。応援されて集客(応援客獲得の販促や商品化)できる仕組み(売上を獲得する仕組み)が好評で、ロッテ・湖池屋・カルビー・イトーヨーカ堂・明治製菓・三河屋製菓、カネタツーワン、ユニバース、ヤマザワ、平和堂、天満屋ストア、サミット、日生協、ベイシアカインズグループ、岩下食品、日本電気(NEC:食事業者支援アプリ開発PJ)等の支援実績を公表している。
≪主な委員歴≫
『フードサプライチェーンにおける脱炭素化の実践とその可視化の在り方検討会2020年』
『農水産物の環境情報表示の在り方検討会(農林水産省2014年)』
『CO²の見える化 消費財分科会(環境省~2013年)』
==著書のご案内==
「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ |
飲・食企業の的を外さない商品開発―ニーズ発掘のモノサシは環境 |