本日は、皇子山球場にて春季リーグ戦対近畿大学3回戦が行われました。
昨日は延長戦の末に引き分けとし、勝ち点獲得へと望みを繋いだ関大。
春季リーグ戦を勝利で終えることができるのか。緊張感の走る負けられない一戦です。
ここで再び、打線は久保田拓を迎えます。
ベンチからの期待を背負い、捉えた3球目が中前適時打となります!
さらに2点を追加し、4ー0とリードを広げます。
3回以降、試合は白熱した投手戦に。
互いのスコアに0を並べ、両者一歩も譲らない投げ合いが繰り広げられます。
4回・6回ともに、安藤が安打で出塁し、竹元が犠打で走者を進めますが、後が続かず得点には結びつきません。
強力な相手投手陣を前に、抑えられる関大ですが、実は精鋭揃い。
昨日に引き続き先発メンバーの竹元は、堅実な守備と器用な打撃が持ち味です。
本日は1打点を挙げるとともに、三つの犠打を決め、一際存在感を放ちました!
竹元
一方先発の鷲尾は、7回までに出した走者はわずか二人と、見る者を圧倒する投球で相手打線を寄せ付けません!
再びスコアが動くと思われたのは、8回表。
先頭打者、さらに続く打者に安打を許した鷲尾は、無死一、二塁と本日最大の危機を迎えます。
しかし、1年秋からリーグ戦に出場する、経験豊富な鷲尾は、この危機をものともしません。
後続を三者凡退に抑え、リードを守り抜きます!
8回には既に114球を投げる鷲尾でしたが、その裏も打席に立ちます。
そして迎えた9回表。
先頭打者を打ち取るも、続く打者に四球を許します。一死一塁に多少の緊張が走ります。
しかし、残る打者二人をわずか6球で抑え、試合終了!
今季二つ目の完封勝利を飾るとともに、見事チームを勝利へ導きました!
試合後の囲み取材の際、報道陣に対し、
「先発投手としての準備の方法などを、同期の定本(文3・三重)に教えてもらい実践した結果、良い入りをすることができた。また、初回から飛ばしていこうと思い切って投げ、ストレートで押すことができた。」
と語った鷲尾。
普段の温厚な性格からは想像もつかない貫禄を見せ、私たちを驚かせてくれました。
勝利を飾り、笑顔を見せる鷲尾
本日の試合では、出場選手全員の「勝利を掴みたい」という強い気持ちがプレーひとつひとつに垣間見られたように思います。
泣いても笑っても、今季リーグ戦はあと一試合。
優勝こそ叶わなかったものの、最後一試合を元気いっぱい戦い抜き、様々な困難に負けない強い関大野球部を見ていただきたいと思います!
マネージャー 西村咲希





