こんなにもカラダが動かないのは花粉症の残滓てはなく継戦 | 愚奏譜

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ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

本のハナシ
シリーズものです。

『おれは一万石 麦の滴』千野隆司(双葉文庫)

シリーズ第4弾です。
正紀の金策試練はまだまだ続きます。
今度は井上家本家から。帯参照。
今度は同じ井上分家にして正紀の剣友でもある、下妻藩世子の井上正広とともに同じ試練に協力して挑む。二人とも世子だけど、藩内に敵が多いのです。
始めは布施集めだけど、シリーズ初期と違って、正紀は幾人もの商人の信を得ているから結構集まるけど、目標額には全然。
そこでタイトルに関わるアクション。
捕物と剣戟もやります。
金策はクリアだけど、今回は一冊完結にあらず。次巻に続く。次月刊行。望むところだ。
正紀と京の夫妻の関係も近くなっても試練は続く。

実家竹腰家、尾張家の繋りで、新進気鋭の頃の松平越中守定信との知己も得たので、天下劇もやっちゃうかも?



『禁裏付雅帳(六) 相嵌』上田秀人(徳間文庫)

ダブルヒロイン体制は第二形態へ。
南條温子、実家と訣別。
東城鷹矢、武家伝奏西園寺、摂家二条に宣戦布告。
今上、鷹矢への接触をはかる。

本作は、鷹矢の剣力を低く設定しているので、無駄なパワーインフレは避けられてますが、荒事できる組織が無くなってきてます。御所忍?そんなもんおらん。
権力闘争もね。痛い目をみた水戸も言ってたけど、少し待てばOKなんだよね。松平越中守定信の権勢はそんなに長くないかから。京時間で考えれば。