今年のピークは何時なのか分からないが油断したくて堪らない | 愚奏譜

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ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

少し軽めの本のハナシ

『金の殿 時をかける大名・徳川宗春』土橋章宏(実業之日本社文庫)

タイトルから想像がつく通りの内容です。
「ドラマ化」と大書してありますが、名古屋辺りのローカルでやったみたいです。『鉄子の育て方』はMXでやったけど、これはコッチでも流れるかな?
内容は、そんなにモエるものでもないです。脳内映像化も「月曜ドラマランド」レベルでサクサクでした。多分、実際のドラマもそうだったと思います。
宗春アゲは、現代では単純に受けとめられないからなぁ。「いいこと」コメントも、一廉の為政者ならば言いそうなことだしね。経済政策も松平定信と同様に、中規模自治体の長ならば大丈夫だけど、のレベルだし。なかなか難しいです。
タイムスリップしてきた殿様に振り回されるのは、やっぱり女子高生。少し悩んでる男子小学生とかが巻き込まれて成長するパターンは流行らない。



『紅霞後宮物語 第五幕』雪村花菜(富士見L文庫)

賑やかな帯から察するに勢いがあるみたいです。ワタシ的には「気の迷い」な出逢いだったのに、なんか当たってるのは嬉しいです。
帯にあるネタは、そんなに印象がないです。後宮内に新キャラが二人増えた方が大事かしらね。どちらも小玉に心酔、いや恋慕かこの場合は、しています。
そんな二人は、政争敗者でありながら小玉主役の所謂「薄い本」を書くことで、後宮内でアンタッチャブルな特権を得た娘と、母の影響で小玉シンパになった帝国屈指の勢力を誇る皇族の姫。
で、後宮内は益々喧しいんですが、そろそろ政争じゃなく、外交ネタなんかもやるかしら?夫婦仲のハナシも大事だけど、なんか「異国情緒」も入れたいところな気がするし。