『おんな城主 直虎』第7話「検地がやってきた」を見る | 愚奏譜

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ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

なんだかんだいっても日常パートは好きです。
タイトルにあるように、井伊一族はほぼ全滅が決まってるので、それを踏まえると。

またも直前に『龍の歯医者』。清水富美加は失せて尚番宣。


前回のあらすじ。
そして、早速の笛皷で夫婦デュオを披露している直親しの。それを遠くに聞く次郎法師。

幾人か新キャラが見えるけど、知らない人物だな。
竹千代には()付きで松平元信。


直親の家督相続をお願いに行ったら、今川から出てきたのは検地。
ま、義元クラスのデキル大名が支配圏の生産力とか把握したいのは当然だし、今の今川は膨張期だし、何よりコキ使いたい井伊のチカラは把握しておきたいのは至極自然。
けど政治的無能集団の井伊は紛糾。直平爺なんかは隠し里とか持ってるから激怒。
で、そんな井伊の事情を知らなかった直親。

龍潭寺もドタバタ。寺領の指出をだすようだから。

直親が訪れた隠し里は、ビジュアル的に理想郷っぽく金色に輝く。井伊のシェルターでもあるみたい。今川に付いても何時まで今川が絶好調か分からないし。
直平の気持ちを知った直親は、隠し里隠匿を決意。

忙しそうな直親に新妻しのは寂しそう。

小坊主たちと指出の作成?検証?をしてる次郎法師。そこへ直親来訪。
直親は次郎法師に、彼女の友人瀬名を通じて検地役人の情報収集を依頼。
「恩に着るぞ、竜宮小僧」
満更でもない?いや未練かな?微妙な表情の次郎法師。

そんな直親の動きにしのは寂しそうだけど、それを察してちゃんと謝る直親。しのは何も言えなくなっちゃう。こちらも微妙な表情。

検地の井伊側指揮は勿論政次。劇中じゃこんなこと出来る能力者は井伊に彼以外いないしね。

この策を政次に明かしていない事を危惧する次郎法師。けど直親は政次を信頼している。
「甘いかな?」

政次に川名(隠し里ある地)の指出を政次に渡す直親。隠し里を隠す策を明かす直親。
そこで小野の立場も慮る直親は抜け目無い。この話題の時だけ政次を「但馬」じゃなく「鶴」と呼ぶ辺りも。
そして決断を政次に委ねて去る直親。
イライラ頂点の政次。見透かされ感が嫌だったみたい。でも、弟玄蕃は直親に感服して二人の関係性を羨む。そんな単純じゃないのに。

策に乗ったのを報告にきた政次。
笑顔の直親だけど、政次は策士フェイス。

あの井戸に何かを祈念する政次。
次郎法師に問われ、検地が「俺の思うよう」進むのを願っていたみたい。
それは直親の思う通りじゃ癪だからか。

検地開始。
指出を提出したあと、検地奉行は現地で確認。
よく教科書の「太閤検地」とかの挿絵であるような縄張りでの測量に驚く直親。当時最先端のやり方なのね。しかも酒を勧められても断るような堅物奉行。

しのは夫の苦悩を察するけど、直親が行くのは次郎法師のもと。
次郎法師は政次の様子が変だったのを直親に語る。

政次のもとに懇願に訪れる次郎法師。
しかし政次はキレ気味に次郎法師を拒否する。二人のせいで自分がひどい目に遭っている、という客観的な状況を説明して。
でも、枕に直親の名前を出しちゃった政次は、ただの嫉妬した若者にも見える。

拒否られても小野邸に居座る次郎法師。
その頃、寺には瀬名からの手紙。

そんな次郎法師を残して、井伊や検地一行は早暁川名へ。
瀬名からの手紙を受け取った次郎法師もそれを追う。
ん、馬?
そんな次郎法師を見てシクシクと泣くしの。

颯爽と馬を駈り川名へ向かう次郎法師。そういえば彼女は幼少より馬術OKキャラだった。流石に柴咲サンが乗馬してない風だったけど、尼のギャロップは絵的にかっこいい。
瀬名は「三河のぼんやり」から情報入手。脅迫じみた瀬名の態度に満更でもない東照大権現。奉行岩松の好みは「算術と亡き奥方」

隠し里を見破った岩松。
次郎法師が着いたときには遅し。
絶体絶命。
政次は「報告ミス」のセンで収めようと動こうとするが、直親が「井伊の里じゃない」と言い出し、その説明を政次に振る。
ア然とする政次。なんたる無茶ぶり。
そして「南朝皇子の隠れ里だから井伊であって井伊じゃない」というデマカセをデッチ上げる。ちなみに、井伊は靖国にも歌が掲示されてる南朝の歌人将軍宗良親王を奉じてたりしたことがあるので、満更ウソでもない。ワタシ、この辺のハナシはモエるんだよな…
「心得申した……」
何故か納得する岩松。
岩松の亡妻の月命日だったから?
経を上げる次郎法師。
岩松、大満足。
またも披露される柴咲サンの読経。ビジネスになりそう。

直親政次の反省会
政次は、信頼しているフリをするな、と苦情。
直親は、おとわのためだ、と論理のすり替え。
「おまえのそういうところが好かん」
困った顔をして去る政次。
まだ、今ならば、彼女を理由に協力できる二人。今ならば。

次郎法師から離れたとこに引っ越すことになった直親。
そして、玄蕃の嫁にしのの妹のなつが入る。小野を井伊の親族に取り込む策。

そして、こちらは天下劇。
松平元信と瀬名の縁組。
嫁を直視できない東照大権現と、少しキレ気味で溜め息まで漏らす瀬名。ますますau化。

続く。


次回は、なんか家族計画的な家族劇だけかと思いきや、義元も井伊も出陣するみたい。


紀行は、川名かと思いきや静岡市駿府。竹千代君像、華陽院、祖母源応尼の墓、元服会場の静岡浅間神社。
元信の元は義元の偏諱。