『おんな城主 直虎』第3話「おとわ危機一髪」を見る | 愚奏譜

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ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

まだまだとわ回。
前回のあらすじから。
とわの理屈は、これ以上なく「ガキ」だしイライラするけど、頭から血をダラダラ流しながら笑顔で断髪してる様は倒錯的。
母激怒。当然。
父、憐れ。政直、呆れ。


お、太原雪斎が出るんだ。
寿桂尼は、名前しか知らないな。

とわの件は今川を怒らせたみたい。とわを人質に寄越せ、と。むしろ寛大な処置。それを口実に潰してもいいのに。
直平爺は激怒だけど、バカっぽくて五月蝿いな。キャラは好きだけど。
娘(肉親)を人質に出すという人情面でのドタバタは、昌幸が聞いたらどう思うかな。
一応、井伊には人質に対するトラウマがあるみたいだけど、弱者が何を調子こいた意識でいるのか、と思う。爺じゃなくてもこんな家、無くなってしまえ、と思える。

そんな当たり前の現実を聞いてしまい落ち込むとわ。
挙げ句に南渓和尚に責任転嫁するとわ。
こりゃひどい。
親が甘いからこうなる。

とわ出家を逆に外交カードにしようとする井伊。

南渓は雪斎の後輩にあたるのね。こりゃ太いコネだな。それを利用するつもりみたい。とわと会わせる気。
そこで、関口のさなという人質の先輩のハナシがとわから出る。南渓の妹みたいだけど。遠州の関口と言ったら、あの柔心が有名だけど同族かしら?
さなの件は重いハナシで見せる気だろうけど、ワタシは少し萎えてます。真田はスゲーな。

とわ、駿府へ。
亀、誘拐。犯人は直平爺。

とわ、駿府着。
その賑わいにはしゃぐとわ。

挨拶に行った屋敷で、可愛らしい姫に出会うとわ。
アバンギャルドな髪形でひと笑いとったあとに名乗り。姫の名は瀬名。ん?。あの瀬名姫か。違う名前の方が有名なあの姫か。
龍王丸さまと妻となるために蹴鞠に勤しんでる、みたいな事を言う瀬名だけど、最後に「そして今川を手に入れるのです」と笑顔で語るのはギャップが面白い。
そこに噂の佐名登場。
そっけない佐名。

悲劇ヒロインイメージの佐名だけど、それは井伊の思い込みか。
佐名は人質に行ったら義元の手がついて側室になったみたい。万々歳じゃないの?すぐ飽きられたから駄目なのか。
「お手付き」の意味が分からないとわは変な誤解があるけど、可哀相とは理解。

雪斎登場。
南渓の説得にキョトンとする雪斎。
戦略上、井伊を生かさず殺さずがベストなのは分かるけど、「人質ごとき」でドタバタする意味が分からない雪斎。ワタシも分からない。「佐名の件」を加味しても。
説得結果は微妙。

南渓はとわ、佐名を通じて寿桂尼にも渡りをつけようとする。
そのための手紙を佐名に渡すとはだけど、佐名は激怒。

そのリアクションも計算済み?な南渓。
いや、単なる強がり。
とわにツッコまれると「諸行無常じゃ」

鶴を拐って政直を掣肘しようという直平だけど、鶴に「ならば弟も」と逆に進言されて、実行に移そうとするが直盛に止められる。
茶番だなぁ。

今川館の出迎えは政直。
とわは侍女と二人で館へ。

寿桂尼登場。
手紙は届いたみたい?

待っているとわ達に、鶴誘拐の報が聞こえてくる。井伊は益々ピンチ。
「なんとかせねばな」
とわ、覚醒か?

義元が能稽古中だからと、寿桂尼がとわの前に現れる。
「蹴鞠でも見ぬか?」
で、噂の龍王丸に勝てば望みが叶う、という戯れ言を聞いて、とわは龍王丸に勝負を挑む。あ、これはやだな。
やってはみたものの、途中で頭巾が脱げて半端な頭髪が出てしまい嘲笑を浴びたりするが、とわが歯が立つ相手じゃない。
でも、転んでも擦りむいても何度も立ちあがり再戦を申し込むとわ。
しつこさに凡ミスで鞠を落ちしちゃう龍王丸。
勝った、と褒美をねだるとわ。
こんだけ泣きの一戦をしまくって、まぐれで勝っただけなのに厚かましい。
そこで義元登場。
とわの頑張りに寿桂尼も雪斎もほだされて、義元に進言。
とわの願い、井伊帰還、は叶う。
ひどいな。ほんとにひどい。ひどすぎる。最悪だ。
「出家を以て本領安堵とす」
とわ完全勝利
「諸行無常でございますな」

義元雪斎はちゃんと戦国的計算での仕置。
当たり前だけど安心した。
政直だけ割りに会わない。

南渓と佐名。兄妹和解。

とわ、井伊帰還。
父娘の再会。なんか仰々しい演出だから益々醒める。

つづく


次回は、とわから次郎法師、そして柴咲コウになるのね。
寺に入って、あの我が儘ぶりが少し矯正されればいいんだけどな。


紀行は静岡市、駿府城公園。太原雪斎ゆかりの臨済寺とか。


第一話のときは、とわに好感を持っていたのですが、二話三話と単なる我が儘好き勝手なクソガキにしか見えなくなっちゃった……二話で鶴に諫言されてるのに……ムカつくなぁ。でも『天皇の料理番』の時もそうだったな。まだ予断は禁物か。