いよいよ秀吉退場かしら？
お、いよいよ「小早川秀秋」名義での登場か。席順も高い。
久しぶりの秀忠。
完全に要介護な秀吉。
ナースコールみたいに、人を呼び出すための鈴を鳴らしまくる。
後事の体制を吉継に相談する信繁三成。
五大老はともかく奉行から私を外せ、と吉継。吉継は病気で弱気。
五大老五奉行体制を秀吉の「遺言」として発表する三成。
家康も誓いの署名。
正信も阿茶も家康を「天下」をけしかける。
しかしそこに三成訪問。誓いの念押し。
有無を言わさぬオーラの三成。
メンドクサイ様子の家康。
正信は「遺言」の「上書き」を献策。
孫二人に『桃太郎』を語って聞かせる昌幸。内容は謀略戦。
そんな様子を見る出浦。心中いかばかりか。
吉継に、これからの助力を願って頭を下げる三成。なんと信繁にも。
徳川、見舞と称して秀吉の部屋に乗り込んで、正信主導で、秀吉に「遺言」を書かせる。
一連の家康の表情は寂しげ。
三成激怒。
その「遺言」にさらに加筆を目論む。
で、怒鳴りながらも強引に秀吉に書かせていたら、寧に見つかって怒鳴られる。けど、加筆は成功。
死にかけなのに安らかじゃない旦那を憐れむ寧。
秀頼を秀吉に会わせない茶々には残念。
茶々は茶々で、ボロボロ秀吉の剥き出しのネガティブサイドを秀頼に見せたくないみたい。
出浦は昌幸をけしかけるけど、反応はイマイチ。
そこに孫を見に忠勝来訪。
忠勝の胸で泣き止まない百助。
おこうさんの仙千代は忠勝には内緒みたい。
それで昌幸が「先伸ばしはろくなことがない」と信幸に説教たれても、みんな冷たい目で昌幸を見るだけ。
なんとなく信繁キリの世間話。
「秀吉後」なんて、信繁じゃなくてもどうなるか分からない、という世間の雰囲気を感じる。
家康、また見舞。今度は一人。純粋な衷心みたい。
なんか、『最後の一枚』みたいな設定を寝台蝋燭にしている秀吉。フラグだなぁ。
想い出話をする家康。平和への希求は本心。そのための「手段」が問題。
そこへ秀秋来訪。
家康秀秋に定型台詞「ヒデヨリノコトタノム」を言う秀吉。
去り際に、昼間から点けてある蝋燭を何気なく吹き消す秀秋。家康信繁絶叫。秀秋、キョトン。秀吉悲鳴。
秀吉昏睡。
茶々は鶴松の死を看取って、初めて見た死に対してビビってたみたいだけど、いよいよ秀吉に会う決心をする。
三成水垢離。
相変わらず肌がキレイ。
直前になって面会をビビる茶々を慮って前に出る秀頼。利発聡明。
鈴で遊ぶ秀頼
「よい音じゃ」
なにかの伏線になりそうな予感。
夜半、家康が置いてった信長拝領鎧を見てうなされる秀吉。
そして駆け付けた三成に
「家康を殺せ」
力強く首肯く三成。
三成がこの件を相談したのが、なんと昌幸。
忍城以来の敬意から。
しかし、昌幸は「聞かなかったことに…」
落胆する三成。
でも、いやだから家康が明日の朝、家康が死んでいても、「真田は一才関係ない」と、昌幸はニヤリ。
三成も察知。
出浦に暗殺指示。
でも、命を粗末にするな。
佐助は出浦の指示で温存。
秀吉、ふいに「佐吉をたのむ」と信繁に言う。
このタイミングだとグッと来る。
家康に仙千代の件で仲立ちを頼む信幸。
ふいに気配に気付く。天井裏には出浦。
快く受ける家康。稲を後家にするのは不憫、と信幸の死が前提の口振り。忠勝スゲーな。
そんな信幸に送りがてら同情する秀忠。
秀忠は江の愚痴を聞いて貰いたかったみたいだけど、信幸はやはり「気配」が気になる。
家康のもとには忠勝が来てたけど、お構い無しに信幸は、曲者の気配を家康に報告。気付いた理由は、以前見た火遁の術に似た音がしたから。あんなコメディパートみたいな場面が伏線だったのか？！
忠勝の槍で天井裏から退散する出浦。
しかし囲まれる、でも雑魚じゃ出浦は止められない。
三人ばかり斬ったらば、忠勝参上。
BGMも止まる。
「手出し無用」、と忠勝。
まずは槍対太刀。早々に槍を断たれて太刀を抜く忠勝。
出浦、苦無を投げてその隙に間合を詰めるが、それ以上の隙を見せない忠勝。
勝てぬと踏んだ出浦、煙を撒いて逃げようとするが、そこに立ちはだかったのは信幸。
驚く二人。その隙に後ろから忠勝に斬られる出浦。
一刀で仕留められなかった忠勝が貶めるべきか、仕留められなかった出浦を誉めるべきか。
しばし大暴れしたのち、納刀する出浦。所作がカッコいいな。
そして大爆発。
昌幸信幸信繁揃う。
息あるうちに、佐助の手を借りながらも帰ってきた出浦。
「ワシとしたことが…」
ナリが爆破コント後みたいな状況でも、カラリとカッコいいな。
秀吉、容態悪化。
鈴を鳴らそうと、いつもの場所に手を伸ばすがそこにはない。
秀頼が鳴らして放りっぱなしのまま。
寝台からずり落ちて手を伸ばす秀吉。
秀吉薨去。享年六十二。
誰もいない豪華な部屋で寂しく苦しみながら逝った秀吉。その目からは涙？死後は色んな穴が弛む。
次回は、五大老と五奉行が早速衝突とかするのね。
紀行は、秀吉の墓の阿弥陀ヶ峰、新日枝神宮の樹下社、とかとか。
秀吉は勝者だけど、豊臣は敗者だから、なかなか秀吉死後関連は地味になる。