『八重の桜』第42回「襄と行く会津」をボロボロの状態で見る | 愚奏譜

愚奏譜

ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

板垣は世情描写にしか使われてないから、あの名台詞が出ても別作品の風情。
同志社は通常営業。露骨なカタチでウラの話題。


ウラだけじゃなく二葉とか捨松もでるんじゃ、健次郎の席順も落ちる。
うぉ、ミネがピンになった、旦那より上席で。
あまりにスカスカ過ぎるキャストクレジットの頃は、回想キャラも上席に置く羽目になったけど、今回はひとまとめ。懐かしい、いや懐かし過ぎる名前が続々。
トメはグランマ二人。


主役達が戦場で見(まみ)えるカタチだけの繋がりに対して、押しかけ看病で板垣とのパイプを作るジョー。この行動力とか理屈は正しいけれど、画にすると滑稽にもなる。
板垣が語る「国のカタチの縮図」としての「会津戦」。日向ユキの使い方がココで活きるハズだった、のかな?

新島家(といっても殆ど山本)会津へ。
会津へのルート説明も、さりげなく「明治」描写なのね。

最近、どうしても不穏な空気を感じてしまう時栄サン。覚馬の回想シーンや先日古美門弁護士に振り回されてたのも気にならないくらい。

ジョーの故郷で落ち合うのね。鵺スタイルで旅しちゃう八重は、徳富クンじゃなくても賛じたくなる。
ノロケ話に囲まれて場違い感のある徳富クン。この前の「紀行」に繋がるジョーとの師弟関係描写。天下劇。彼はホントはどんなだったのかな?


会津「帰還」
そりゃ旅籠の人らもキョトンとする。本邦屈指の最先鋭な洋装の女性がバリバリの会津弁なんだから。
八重から語られる思い出が、微妙に板垣と差異があって気持ちいい。会津に関しては、どうしても武家視点な八重。

いよいよ山本家の思い出探し。
変わってしまった城下町、いや城は毀されたからタダの町。
全く面影のない旧山本家だけど、カク場だけが面影を留める。ワタシも懐かしい。
「大事なものはみんなココにあったんです」
あの頃はゲベールが最新だったんだなぁ…
それにしても「最終回」か?この充実の回想ぶりは。これでメデタシメデタシで良い気もする。


そこで、かつての使用人登場。そしてウラの消息が知れる。
懐かしい諏方神社で再会。ウラさん、なんかさっぱりしててキレイ。くたびれ感があまりない。けど娘との再会を喜んでいる感は分かり易く伝わる。あとは史実を曲げないように頑な。仕方ない。ドラマとしての「未練」を整理しただけ。


八重らの会津レポートを読む覚馬ら。それを見る時栄がやっぱり引っ掛かる。

ん?東京大学?東京帝国大学じゃないの?
「リアル」国家有為の材、山川健次郎活躍中。
そして捨松帰国。幼くして留学したからニホン語を忘れちゃってるのは、昔の留学生アルアル。お梅サンもそんなエピソードがある。みんなキョトン。子供も泣き出す。
「オマエ、日本語を忘れたのがし?」
「OfCourse,Not!(そんなことない)」
ココは笑うところ。

直後の次回予告は捨松の一喝から。あの時代で洋装女コンビだと梅松ペアか?勝も久しぶり。大山の求婚。まではともかく、何故に捨松をかけて八重と大山のアームレスリング対決になる?設定上大山不利。
鹿鳴館の「徒花」感が味わえるのを期待。


紀行は安中。
安中は、今回の大河でちゃんと儲けたかしら?こういう所で行政のセンスが問われる。