『平清盛』第49回「双六が終わるとき」を選挙の余韻の中で見る | 愚奏譜

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ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

オープニングに懐かしい名前。
お久しぶりな後白河。
大人しくしていた訳じゃないけど、本作の後白河だと軟禁されていても楽しんでしまいそう。
って、上西門院はともかく堀河局!?何をやるんだ?

相変わらず反乱平定作業。
清盛も一門も真面目に取り組むけど拡大の一途。「惣官職」とかの単語を言いっぱなしにしちゃうし。
そんな「惣官職」なんて奇手を打つための権力の源泉、高倉上皇は既に臨終の際。二階堂徳子のナメてた事を恥じます。
再登場の後白河。全ては彼の思惑通り?らしく一門驚愕。いつもの大御所後白河ならともかく、本作の後白河ならば、そういう「御都合主義」な手腕は許せる。ガキの時分から異形大器だから。
これまた久しぶりの清盛時子水入らずも良かった。

「新しき仕組み」
毎度、随分と丁寧に「鎌倉幕府」の説明をしてくれる。今回は「御家人」。
「源平合戦」ならば、ココで梶原景時のキャラを弄りますが、『平清盛』はもう終わるので、北叟笑む?北条親子のみ。
鎌倉の威勢は頼朝一人の器量で説明。

特別ゲストに西行を迎えた上西門院サロンの歌会。
女院の老けぶりが「カッコイイ」と思ってたら、それを上回る堀河局登場。ほとんど化生。『時宗』の清川虹子さんを思い出す。西行の手がエロい。途中全然出番が無かったけど、西行をもっと見たかった。
序盤にもあった「歌」を使った演出は、「歌」が弱点なワタシには悔しい。ちゃんと楽しめて無い気がするから。

またも「泣き所」をやられてる弁慶を脇目に、頼朝が一家(にホントになるようじゃ平家の二の舞だったけど)に「武士の都」鎌倉の夢を語る。どこかで見たようなカンジで。
頼朝が政子に捕獲された時以来、さりげなく義時登場。やっぱり政子は好き。

双六をしながら回想する清盛後白河。二人とも良い表情。母譲りの博才で勝利する清盛。
「リアル人生ゲーム」清盛VS後白河。現時点では後白河が勝っているかと思いきや、回想で思い出されるテーマ「王家(公家)VS武士」においては「武士」の完勝。言われた後白河も「あれ?そこまで行ってたの?」みたいなカンジ。既に二人とも時代の勝者に非ず。


暑がる清盛。何故か伊勢の西行の前に現れる清盛。
次回予告の「源平合戦」ダイジェストぶりを見ると、オカルト援護で清盛死後も清盛に語らせるのか?西行はオカルトもイケル口。


なんか、このまま続きが見られる気がして仕様がないけど、次で終わり。どうにも実感できない。