こんばんは。Kuaです。
はじまりは、
誕生日が一緒だから、
という理由だけで、
私には、
好きな詩人がいます。
金子みすゞさん
本棚に眠っていた童謡集
『金子みすゞ童謡集(ハルキ文庫)』。
久しぶりに、
ページをめくってみたら、
これまでにないほど、
多くの詩(うた)が、言葉が、
私の心に、飛びこんできました。
・
五感を開放して、
ただ「感じる」ことに集中したい
・
この私の想いが、
とても共鳴しているのを感じました。
今日は、その中から、
いくつか、ご紹介させていただきますね。
まず、夏らしい、詩から。
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『波』
波は子供、
手つないで、笑って、
そろって来るよ。
波は消しゴム、
砂の上の文字を、
みんな消してゆくよ。
波は兵士、
沖から寄せて、一ぺんに、
どどんと鉄砲うつよ。
波は忘れんぼ、
きれいなきれいな貝がらを、
砂の上においてくよ。
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次は、広い空を感じた、詩。
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『お日さん、雨さん』
ほこりのついた
芝草を
雨さん洗って
くれました。
洗ってぬれた
芝草を
お日さんほして
くれました。
こうして私が
ねころんで
空をみるのに
よいように。
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今日は、私たちの世界は、やぎ座の満月です。
20:00前に空を見上げましたら、
濃いオレンジの、力強いお月様を、
見ることができました。
最後は、とても有名な、詩を。
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『星とたんぽぽ(抜粋)』
青いお空の底ふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまで沈んでる、
昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
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童謡集の中から、
三編、お届けしました。
この詩を読んで、
・
あなたには、
どのような景色が広がりましたか?
どのような想いを抱きましたか?
・
今日は、満月です。
ぜひ、お空を見上げてみてくださいね。
Have a nice trip!
もうまもなく、星たちが現われる。
Kua