看護師は抗ガン剤の猛毒性を知らされていない | ふしぎのメダイ

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 薬剤師には教え、看護師に教えず

 「マニュアル」は「抗ガン剤の調製現場では、専門職の薬剤師ではなく、一般職の看護師が行なっており、好ましくない」と指摘している。

 Г抗ガン剤は、現場で取り扱う医療従事者にとっては、様々な細胞毒性を有していることが知られています」
 
 「病棟での抗ガン剤の混合・調製を含む予薬作業、抗ガン剤治療患者へのケアは看護師の業務であることから、看護師は医療従事者のなかでも抗ガン剤に曝露する機会が最も多い職種である」(看護師のための抗ガン剤取り扱いマニュアル)石井範子編、ゆう書房・この本の発行2007年9月。

 猛毒「抗ガン剤」を浴びる看護師さんも被害者

 抗ガン剤を扱う職員も汚染される

 抗ガン剤の毒性は、すでに1930年代から指摘されていました。

 「抗ガン剤を取り扱う医療従事者への健康被害が注目されるようになったきっかけは、1935年にイギリスのハドゥ(Haddow)らが

 「実験動物の腫瘍成長を抑制する多環炭化水素(抗ガン剤)に発ガン物質がある」

 という論文を雑誌に発表したことである。

 以来、これは抗ガン剤による化学療法現場では

 「ハドゥのパラドックス」

 と呼ばれている。

 なんと83年も昔の話。

 1979年、ファルク(FaLck)論文が、医療関係者にショックを与えた。

 「抗ガン剤を取り扱った看護師の尿中の変異原性物質は、抗ガン剤曝露が考えられない精神科医や事務職員と比較して、有意に増加している」

 看護師にすら被害は多発していた

 ☆1978年、スウェーデン健康福祉省が、Г抗ガン剤の安全な取り扱い指針」制定。

 ☆1981年、ノルウェーの労働基準監督署がガイドラインを作成。


 ☆1980年以降、アメリカ労働衛生安全局がガイドライン制定、順守を勧告。
 さらに病院薬剤師会(ASHP)、ガン看護学会(ONS)など専門職団体も独自ガイドラインを制定している。

 欧米各国の研究では、急性中毒症状

 ①接触性皮膚炎

 ②角膜損傷

 ③気管支炎

 ④組織壊死

 ⑤催奇形性

 ⑥発ガン性

 ⑦変異原性

 なども報告されている。

 抗ガン剤の

 「気体」「付着」「飛沫」すべて危険

 こんな危険なものをガン患者に投与⁉

 日本では、医療現場でもっとも抗ガン剤を取り扱っているのは看護師さんたちである。
 その4割が、抗ガン剤の毒性が自分にも及ぶことを

 Г知らなかった」
 
 無知の悲劇は患者だけでなく、看護師さんたちにも及んでいた。

 取り扱う抗ガン剤被曝による看護師の被害を防ぐ。


 そのために2007年、作成された

 「取り扱いマニュアル」(表3-4)(掲載していません)

 それは、薬剤師向けの「調製マニュアル」よりも、さらに、こと細かに注意事項を徹底しています。

 例えば、アンプルや密閉容器(バイアル)に入っている抗ガン剤の取り出し作業について。
 注意よりも具体的。

 ☆アンプル
 「アンプルカットの時には、薬剤が飛びはねやすい。また、カットすることで薬剤がエアゾル化することもある。


 こぼれ
 Г調製作業中にカットされたアンプルを倒してこぼれが生じるこてもある」

 密閉容器
 Гパイアル(密閉容器)に入った抗ガン剤も、薬剤を溶解したり、吸い上げようとして、容器内を陽圧したときに蓋(ふた)に開いた穴から抗ガン剤がこぼれることもある」

 注射器
 Г抗ガン剤調製のため注射器内の空気を排出するときにも、エア口ゾルが発生したり、薬液がこぼれたりする

 針の取り外し
 注射器から針を外すさいにも、エアロゾル発生やこぼれが生やすい。

 輸液ライン
 点滴静脈注射すると輸液ラインを抗ガン剤の入った薬液でチューブを満たすと、ライン先端から抗ガン剤がこぼれる。

 錠剤など
 錠剤や座薬・軟膏などの局所薬を素手で扱うことにより、取り扱い者が、皮膚から抗ガン剤を吸収してしまう。

 その他
 点滴終了後に、取り外した点滴バッグ、ポトル、点滴セットなどから抗ガン剤がこぼれ出る。経口薬、局所薬を与えるときにも、 散薬であれば、飛散する可能性がある

 看護師が抗ガン剤を吸ったり,触れた場合は危険

 患者の排泄物・体液も非常に危険だ

 看護師にとって危険なのは、 抗ガン剤の
 

 「気体」や「こぼれ」だけではない。

 投与されたガン患者の排泄物や体液も、危険きわまりない。

 「主要な抗ガン剤は48時間以内に尿中に排泄される。したがって、抗ガン剤治療をしている患者の排泄物を取り扱うとき、治療終了後48時間までを暴露防止策を実行すべき時間」とする(取り扱いマニュアル)

 ただし、抗ガン剤の種類によっては,排泄までの持続時間が長いものもある。
 抗ガン剤治療を受けているガン患者の糞尿は、抗ガン剤まみれ、それに少しでも触れることは抗ガン剤に触れることと同じ。患者の排泄物や精液などは、猛毒抗ガン剤のエキスのようなもの。

 よって、ガン患者の

 下の世話は,看護師にとって実に危険な作業となる。

 可能な限り、患者には直接トイレまで出向いてもらい,排泄してもらうことが望ましい。

 トイレは抗ガン剤を服用している患者専用のものとして、排泄物を流すときには2回流してもらう。
  (続く)

 ※セブンイレブンは絶対に身売りして欲しくはありません。これは私だけの考えではなく
 日本国民としての皆もそう思っている筈です。皆もセブンイレブンを応援しましょう。
 そして身売りには断固、反対しましょう

    ふしぎのメダイより。