基準値ビジネスの大罪(1) 基準値外は病気とされる「健康診断」 | ふしぎのメダイ

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 糖尿病や高コレステロール血症など、生活習慣病のそれぞれには、千万単位の「患者」が存在しています。
 とくに多いのは高血圧で70代男性だと81%、女性だと71%が高血圧と診断され、過半が降圧剤を飲んでいる。日本人は根が真面目な国民なので、薬の服用率はおそらく世界一でしょう。

 他方で私たちは前述したように、世界のなかで最長寿、世界一健康とも言えるわけです。

 世界一健康なのに、高血圧患者がこれだけ多いのは矛盾しています。

 矛盾が生じる原因は、高血圧と診断されるための「基準値」にあります。

 基準値がきわめて低く設定されているため、健康な人の多くが高血圧患者にされてしまうのです。糖尿病や高コレステロール血症など、他の生活習慣病も同じ構造があります。

    (続く)