太霊道⑴(田中守平) | ふしぎのメダイ

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 大正年間を通じて日本全国を席巻した密教集団といえば、すぐに思い浮かぶのが「大本教」の名だろう。しかし明治維新以降、最大最強の霊術集団と謳(うた)われた「太霊道」と、その創始者、田中守平を知る人は、今日ほとんどいないようだ。だが、その強烈な力リスマ性、恐るべき行動力、比類なき霊能力を引っさげて、田中守平は時代を駆け抜けたのである。
が、わずか十数年の活動ののち、太霊道は突如として地上から姿を消す。

  なぜか?

 そもそも田中守平とはいかなる人物だったのか?
 そして大戦後の新宗教ブームにまで大きな影響を与えつづけているといわれる太霊道の神秘的霊術とはどのようなものなのか?。

 守平と太霊道についての謎は、現在も解かれずにそのままである。
 そこでまずは、守平の生い立ちからこの巨大な謎の入り口を探っていくことにしよう。

   (続く)