厚生労働省によると、日本に於ける抗がん剤の認可基準は腫瘍の縮小率が50%以上で、新しい病変の出現が4週間以上ない状態を
「効いた」
と判定し、その状態が投与群全体の20%の患者に認められること、とされています。
つまり、そもそも癌がなくなったわけではなく、小さくなるだけ。それも20%くらいしか効果がないわけです。
それだけではありません。
その20%の効果さえ、実はかなり怪しいのです。
抗がん剤の「嘘」に気づいた世界中の医師たちが、現在、YouTubeや出版物、あるいは講演などを開催して、いかに抗がん剤が危ない代物かを告発しています。
そのうちの一人である医師の内海聡氏は、医療制度や製薬業界の闇に関する告発を続けられていますが、そのからくりにはこんな仕組みもあるそうです。
Г例えば100人で薬の試験をして、40人が副作用に耐えかねて途中で試験をやめ、30人が効いたと判定され、30人が効かなかったと判定されたとき、通常は100分の30で30%の効果と考えますが、製薬会社が論文を作ると効果は60分の30で50%になります」(内海聡氏のブログより)
つまり治験の段階で
Г毋集団の取り方」を意図的に操作しているというのです。
抗がん剤に対するこうしたネガティブな意見に対して
「最近の抗がん剤は進歩しており、実際に治療成績も上がっている」
と主張する医療関係者や研究者も少なくありません。
皆さんも、抗がん剤の進歩によって癌は治せる病気になったという類(たぐ)いの話を聞いたことが、あるのではないでしょうか。
しかし、「効いた」と言っても
実際の患者を診て言っているわけではなく、製薬会社から渡された論文やデータを見て、そこにある数字を信じ込んでいるだけということも多いのです。
そもそも抗がん剤が「効いた」というのは、
腫瘍が少さくなったとか予想していたより寿命が延命したということであり、完治を意味するものではありません。
先ほども述べましたが、癌がいったん小さくなったとしても、まるで消えたように見えたとしても、癌はふたたび増殖し、殆んどの人が癌で死にます。
厚生労働省も
Г抗がん剤は、必ずしも疾患の治癒を期待できず、延命を目的として使われることが多い」
(2012年、抗がん剤等による健康被害の救済に関する検討会)
と認めています。