保護活動なんてなーんも知らんかった無知な私をこの世界に引きずりこんだむーくん。
カブトムシを見に個人経営？の小さな店ひとしお店内見て回り、
もう成体間違いない大きさで、
下痢ふんと新聞紙にまみれた一番小さな虫かごにひっそり置かれていた見たことない生物。(動かんたらゴミかとおもた)
それが私が見たはじめてのフクロモモンガ。
素人目でも「あかん」と思い、
店の人に尋ねると「これは売りもんにならん、欲しかったらあげるで、けど可愛い子いるしこっちにし」と謎な回答。
売り物、と言われてるフクロモモンガもいた。大きなケージに巣箱もあり、全然ちごた。むーくんより小さい子やのにむーくんの15倍くらい大きなケージ。一匹28000円。むーくんプライスレス。
書くと長くなるしはしょるけどそんなこんなでうちに来て貰いました。
何食べるか、どういうもんかもわからず、解るのは「フクロモモンガの♂の大人」てのみ。そこから勉強しまくりました。
とりあえず下痢あかんやろ、とシラミつぶしに獣医さんへ電話をし、すぐ見て貰いました。結果は「先天性白内障の全盲」「コクシまみれ」「ダニによる皮膚炎」
さらに毎日、
「威嚇」「噛む」
怖かったんやろな、そら人間嫌いよな。
と無理に触らず、エサおばさんとしてむーくんに従いました。
ご飯あげる時も威嚇、掃除も辞めろ威嚇。指にあいた一生傷（笑）
けど六年してやっと手からおやつとってくれるようになった！歓喜！そんな私と彼の距離感。
むーくんにとって、絶対楽しくなんてないんじゃないか。
あのまま死んでたほうがむーくんにとって良かったのかもしれん。私のエゴや。
ずっとそう思ってた。
けどアニマルコミュニケーションの先生に見て頂き、最期に私にくれた１ヶ月はそうじゃなかった。
ちゃんとむーくんは私の事知ってた。
食べなくなってからも
こうやって遊んでる所見せてくれたり、
アニマルコミュニケーションの方にむさしと話して頂き、
毎日触らせてくれるようになり……
毎日「いってきます！」「ただいま！」て握手してました。
なでなでしながら寝てくれたり。
けど最期までむーくんはむーくん。看取らせてはくれなかった。
金曜日「いってきます！」の後、すぐに息引き取ってたと思う。
ただいま！と行くともう冷たくなってました。
寝てるみたいな顔。目もちゃんと閉じたまま。
火葬しても綺麗な骨で何も黒くなってる所もなく。本当に老衰だった。少なく見積もっても約13歳。ホンマの歳はわからんけど平均寿命は７年と言われてます。
ただ「ごめんね」と「ありがとう」しかなくて。
この子との出会いなかったら私は今の活動はしてない。
いろいろ調べてむーくんは「種雄」として飼われてた。けど全盲がわかりそれが遺伝すると売れる子供が出来ないからいらなくなった。
ペットショップで生き物買う、てこういうことです。
どんな生き物でも親がいる。その親がどうなってるか……
ペットショップで買った子でも大切にしてる人沢山いる。やしそれを否定はしたくない。けど知ってほしい。
だから次はペットショップから迎えないでほしい。
もし、何が何でもこの種類がいい！てこだわるならちゃんとしたブリーダーさん探して親まで見て購入してほしい。
dearむさし。
「ありがとうね。最期までむーくんらしかったね。もうお目目見えるか？オカンね、むーくんが最後にくれた１ヶ月でむーくんの事理解出来た。会えて良かったんやな、私とむーくん。
御長寿おめでとう！ほんで、ありがとう！
いってらっしゃい。
むーくんが見てきたみんなもう虹の橋にいるからね、みんなと仲良くね。もうなかへんで！」
……正直自分ちの子亡くなった時くらい他の事考えたくない。携帯の電源もきりたかった。
無責任かも知れんけどね。けど次から次に保護要請は来ます。
やし、おかんはまた頑張る。
むーくんが引きずりこんだこの世界で。
※近日中うさぎの多頭崩壊レスキュー着手します。
関西での預かりさん及び物資支援よろしくお願いします。
詳しくは「だるまうさぎレスキュー」さん
のブログ見てください。
むーくんの事応援してくださった皆様、アニマルコミュニケーションの先生、しゅうちゃん、しばらく代わりに動いてくれたボランティア仲間のみんな、心からありがとうございました。