劇団鯱 お芝居『河内十人斬り』 | ☆☆1年365日☆☆

☆☆1年365日☆☆

2006年に大衆演劇と衝撃の出会い。
それから怒濤の観劇笑。
皆勤も何回か笑。
今は少し落ち着きました……。このブログは、観劇で撮った写真と、私の日々の生活をちょっぴり載せています。
観劇した劇団数→129



梅田呉服座で公演中
劇団
『河内十人斬り』
観に行って来ました





◆配役◆

城戸熊太郎…朝陽政次
谷弥五郎…兜獅子丸
松永傳次郎…美奈月好次
松永虎次(吉?)…獅童礼斗
おぬい…美鈴華梨
おぬいの母親…松川翔也
熊太郎の母親…孔槻麗華
弥五郎の妹…ベビーあやの






他の劇団の『河内十人斬り』と
比較するのではなく
劇団鯱を観ての思いです





劇団鯱は
ほぼ、この事件を忠実に演られたと……
熊太郎36歳
弥五郎26歳
政次座長と獅子丸若座長
本当の舎弟関係と感じた
そして
実際に弥五郎には妹が存在しており
ただし19歳
でも弥五郎亡き後
ひとり残されるのには
あやのちゃんぐらいの歳がいいのだろう
と思う




松永一家を襲撃、全員惨殺の後
一番襲うべき
おぬいの姦通相手
松永傳次郎の弟虎次は不在
宇治へ買い付けに行ったと
彼を追い掛けて2人は金剛山へ
しかし周りは次第に
事件を知った
警察、地元消防団、地元民等に
囲まれ
食べる物もなく
体は衰弱していく一方



松永一家を襲撃した時には
2人に負傷の後はなく
ただただ
空腹、追い詰められた故の体の衰弱



フラフラで歩いてる2人…
民家を発見
食べ物をほしいと……

(ただこの少し前に
巡査がこの民家の主、その子供に
怪しい2人組を見付けたら
この笛を吹けと笛を渡す)

2人を見て
怪しいと感じた子供は笛を吹きかけるが……
民家の主が
熊太郎の顔を見て恩人だ!と
そして
熊太郎の為に握り飯を用意する主と
笛を吹きたい息子
その攻防
ひとしきりコントの様なのがあります


これは
一種の清涼剤の投下?
あまりに残虐過ぎるので一息?




この場面は
観る側の好みだと思います
本当に各々です!




私は・・・・・ごめんなさい
なかったほうがよかった…
張り詰めた空気のまま
最後まで
最期まで
突っ走ってほしかった……かな



ただ……
彼らは空腹の為
実際、本当にある民家に立ち寄ったらしい



それと
貰った握り飯を食べるシーン
7日前のだから腐ってると
吐き出す熊太郎
それでも食べ切る弥五郎
貰った握り飯を7日間ももたせた程、食べるものがなかった2人だった



だから
民家に立ち寄る場面も必要なんですよね
彼らの束の間の安堵
観る側も一息付く
それは笑いではない方がいいかな
と思う
あくまでも
私は!ですよ💦





さて
最後です
獅子丸若座長
圧巻の最期
もう自決するしかないと感じた熊太郎に
背後から撃たれる
一発目の銃で死ななかった弥五郎
苦しんでいるのでトドメの為
弥五郎の元に行こうとする熊太郎
それを制して
弟分の自分がそちら行く!と
そして2発目も即死ではなく
瀕死の状態で転げ回り………転げ回り
凄かったです
凄いしか言葉が出てこない





政次座長
獅子丸若座長
ただただ
舞台に釘付けの2時間でした……
獅子丸座長の弥五郎
喧嘩っぱやい
荒くれ者
政次座長の熊太郎
荒くれ者だけど
やはり兄貴分







予定通りに観劇できて良かった
本当にこれぞ
特選狂言