こんばんは!
第38次派遣現地活動3日目、メンバーは仮設住宅で住民の方々一人ひとりと向き合いながらも、思い思いの形で活動を楽しむことができているようです。
早速、感想を見ていきましょう。
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私はこの度、ボラバスに初めて参加させていただきました。
震災当時の状況が凄まじすぎて、私には復興のイメージが湧いていませんでした。しかし、東北へ実際に来たことで鈍っていた時間感覚が蘇り、過ぎ去った6年の月日を感じることとなりました。住宅が再建されたり、新しい道路が作られていたりするのを見ると復興が進んでいるように思えましたが、住民の方々からすれば"住民のための街づくり"ではないと訴えかけられて、私は心が痛かったです。
私たちと同じ経験をして欲しくないと、住民の方々が当時の辛い経験を話してくださいました。
「避難経路は複数確保したほうがいいよ」
「水さえあれば生きていける」などの貴重なお話は神戸に帰っても共有したいです。
初めは、活動に楽しみを感じながらも、自分は何の役に立てて
いるのだろうというモヤモヤを抱えていました。しかし、住民さんとのやりとりを続けるなかで「明日はこんなことをしたい」と自然に思えるようになり、それからは純粋に楽しめるようになりました。
この活動を通して人の温かさに気付かされました。優しい釜石のみなさんの笑顔が少しでも増えるよう明日も頑張ります!
理学部1回生 橋本真希
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活動3日目。
今日いちばんグッときたのは、時事問題に明るいお父さんと交わした釜石の将来トーク。
・ラグビーについて
・新しい建物について
・人の数について
・祭について
多くのテーマを2時間ほど喋りっぱなしました。コーヒー何杯おかわりして、どれだけの茶菓子を食べたかも覚えていません。
新しく知ることもあれば、分かる範囲で自分の考えを伝えることもでき、終始ワクワクの時間でした。あれはほんまに楽しかった。
さて、3日目になりますが、ここまでの途中経過も書かせてもらいます。
僕は学生で、その強みは「考えられること」。この地に向かう随分前から
・現地について
・ボランティアについて
・住民さんとの関わりについて
調べ、考え、それを活動や自分の振る舞いに落とし込もうとたくさんの時間を費やしました。たくさんの武器を持って、いざ活動に出かけると、強靭な敵の前に打ちのめされてしまいました。変な言葉使ってごめんなさい。
わかりやすく言うと、僕はまだ、たまたま津波が来てしまったこの土地の"問題"にさえ足を突っ込めていないのかな、と不安になりました。ただ、出会った方からの「ありがとう」だけが頼りです。
このまま終われば、この団体も、活動も、参加した人も、そして自分自身もただの自己満足。この経験を通して「学びを得た」、「成長した」なんぞは、対象地域の力になど少しもなりません。
まるでビジネスチャンスを探すかの如く、少しでもこの団体がこの土地の力になれるようにアンテナを張り、考え、変え、行動します。
国際文化学部 2回生 荒川徳大
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3月19日