今日、病理検査の結果を
旦那さんと聞いてきました。
【結果】
右乳がん
乳頭腺管癌
エストロゲン（−）
プロゲステロン（−）
HER2（＋）
大きさ 4mm×5mm
リンパ管転移 3/19個
ステージⅡa
脈管侵襲（−）
組織学的グレード3
ki67 中等度
術前化学療法の効果判定 2a
こんな感じでした。
組織診した時と
サブタイプは変わらなかったんですが、
先生が説明している時に
電子カルテの内容を先読みしていて
目に飛び込んできた
『組織学的グレード3』
組織学的グレード…？
ん？もしや悪性度？
…悪性度。
悪性度3
！？
！？組織診では『悪性度1』でした。
HER2陽性だと
悪性度が高いことの方が多いみたいだったので
先生にも聞いてみてたんですが、
やっぱり悪性度が高いことが多いとのこと。
でも、そういうこと（データとの乖離）があることもあるって。
こう言われても、
私ずっと気になってました。
ほんとに悪性度1…？
なので
『組織学的グレード3』って見た時、
ほら〜
って、しっくりきました。
うん…しっくり…ね。
でもやっぱり、
悪性度1と言われてて
悪性度3になったのは
正直めっっっちゃ悲しい。
だって、病巣は小さくはなっているものの
完全に消えてはないわけで。
リンパ節にも残ってたわけで。
つまり、
今身体のどこかに
癌細胞が潜んでいるかもしれないわけで。
なんか、乳がん宣告された時と同じような
衝撃が襲ってきました。
「悪性度が上がったのは
術前化学療法の影響があるかもしれない」と、
たまたま残った癌が
悪性度3だったなかもしれない的なことを
言われたけども
なんだか腑に落ちず。
たしかに病理医のコメントに
そんなこと書いてましたが
気休めやないのかい？
と素直に受け入れられず。
私疑いから入るタイプなんで。
悪く考えてて、結果良ければラッキー。
逆ならめちゃくちゃ落ち込むパターン。
で、今回は後者。
悪性度の高い方が
抗がん剤効きやすいんじゃないんかい！
もう突っ込みたくもなりますが、
話を聞いてる時は
色んなことが頭を駆け巡り
突っ込めませんでした。
ラストケモ後に撮った造影CTでは、
初めボッコリ腫れてた腋窩リンパ節は
しゅーんとちっさくなり、
見た感じでは
明らかな転移はなさそうだから
抗がん剤の効果も期待できそうと言われ、
手術でとってみた感じも
大丈夫なんじゃないかと言われ。
でも、結果リンパ3つに残ってました。
分かってます。
目に見えない癌細胞がいることくらい。
先生が嘘を言ったとも思いません。
先生のこと嫌いじゃないし、
恨みもしません。
でも、こうなると
私の身体のどこかに
癌細胞潜んでるよね？
としか思わざるを得ません。
暴れ出すのは時間の問題か…
なんて、
標準治療の折り返し地点なのに
こんな卑屈な感じになっております。
私は手術で
右乳房全摘＋腋窩リンパ節郭清をしたので
病理の結果次第で
放射線をするかしないか
ということになってたんですが、
結局することになりました。
これは想定範囲内
来週から開始予定です。
今日はひっさびさに
すぐ泣けそうな感じ。
メンタルやられている模様。
旦那さんには何回か
「かなりショック」
「凹んでいる」
とは伝えましたが
どこまで伝わっているのか。
気持ちを分かってもらいたい思いはあるけど、
経験してみないと
伝わらないことや分からないことって
あるじゃないですか？
なので、
あんまり自ら進んで
体調や気持ちについては話さないんですけどね。
（子どもを妊娠中、いくら訴えてもつわりのしんどさを理解してもらえなかったことをきっかけに、無理に伝えることはやめました）
）今日は伝えてみました。
一緒に話も聞きに行ってくれたし、
少しは分かってくれるかな。って。
でも旦那さんは
「癌細胞が身体のどこかにおるかなんて
分かってたことやん？」と。
はい？
そんなこと言われんでも
私もそれぐらいわかっとるわ！
そんなんあんたより常に考えてますけど！
この病状を突きつけられた感、
あんたには分からんのかね！
って、分からんか！
ちょっと（いや、だいぶ）
イラッとしましたが、
旦那さんも悪気があって言ったわけじゃないし、
それぐらい覚悟もしてくれているのだろうと
いい方に解釈して、
口を開くのはやめました。
術前化学療法が全然効かなかったわけでもなし、
これからできる治療もあるわけで、
悪性度3の人なんて
他にもたくさんいる。
私だけじゃない。
でもここは、
贅沢な悩みと思われるかもしれないけれど、
他人と比べるものでもないかなと。
今日、こんな気持ちになるとは
思わなかったな〜。