副作用の続きです。




⑧静脈炎(血管痛)

これは全くもって予想してなかった
副作用でした。
EC療法で使用する
『エピルビシン(ファルモルビシン)』
これがやってくれましたよ。
1クール目は右の手首あたりから点滴。
投与中は全く痛みはなく、
でも、右腕全体が筋肉痛のような感じが
徐々に出てきて。
リンパが腫れているからそのせいかな?
なんて思ってモミモミしてましたが、
2クール目で同じところから点滴した
その時!




ん?んんん?
なんか痛い…?
腕伸ばしておれーん!!!



「あの〜、なんだか右腕が痛い気が
するんですけど…」



針の刺入部は問題なし。
血管に沿って赤くなっていることもなし。
でも、確実に痛い。



Ns
「血管痛ですかね〜」




こ、これが血管痛笑い泣き!!! 
痛い、痛い、痛いぞ!!!
え、私今日点滴耐えられるかな…




もはや肘を曲げて、
右手をくの字にしないと
手首から肩までの血管が
突っ張って伸ばしておれず。
一応、ホットタオルで血管を広げて
薬の影響が少なくなるように
してはくれているんですが…。



「血管痛ってかな〜り痛いんですねぇ…
あはははは〜…チーンチーン



出来るだけ太い血管から行った方が
血管痛はマシだそうで、
実際3クール目と4クール目は
左の肘から点滴をしました。



点滴中に手を動かしたいという
わがままな理由で
手首を選んでしまったことを後悔チーン



実際、左肘も血管痛はありましたが、
肘の痛みが主で
肩まで痛むことはなかったです。




それからしばらくは
右腕は使い物にならず。
まっすぐ伸ばせないので
子どもの抱っこは論外。
少しぶつかってこようもんなら悶絶ゲロー
買い物袋なんて持てたもんじゃない。
(3、4クール目は両腕痛くて本当に参った…)
他にも、
洗濯物が干しづらい、
食器棚から食器を取り出しにくいなど、
腕を伸ばす動作と力を使う動作が
本当に本当に苦痛でした。





看護師として働いていて、
静脈炎は何度も見たことあります。
でも痛みを訴える方はそんなにいなくて、
痛みを訴えてもその時だけということが
多かったので、
私、甘く見てました。
これ、なってみないとわからない事案に決定真顔
つわりや子どもを産む大変さも、
経験しないとわからないじゃないですか?
本当にそんなレベル。




結局、血管痛は術前化学療法中ずっと続き、
今も痛いです。
3クール目以降、
右手で採血、左手で抗がん剤
ってな流れでした。
本当は術後のハーセプチン・パージェタ用に
左手の血管は
キレイに残しておきたかったんだけど…



先生や看護師さんに、
「これ治りますか?」と聞いても
明確な回答は得られず。
ネットで探しても
痛みはマシになっても
血管の黒ずみとかは消えないと。





ま、まぁ、痛みがなくなるなら
黒ずみなんていいですわ!





それが今の願いです。





ちょっと分かりにくいですが、
2クール目点滴後の両腕比較。


左手内側


右手内側(ちょうど真ん中辺りが紫っぽい)


左手外側




右手外側(腕全体に血管に沿って赤い。そして痛い。実際少し熱もってました)


肘から肩にかけては、
見た目では分からないので
写真はないですが、
痛かったです。
本当に痛かったです。
何度も言いますが
痛かったです真顔





ボッコボコに血管が出て
誰にも採血や点滴を
失敗されたことのなかった私ですが、
今では細く硬く変わり果ててしまった血管。
みんなを毎回困らせていますニヤニヤ