活字嫌いが読んでみた本たち〜女子マネージャーの話〜 | クリストファーさんオフィシャルブログ(笑)「タイトルはみてい!!」

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今回、知っていたが手に取らなかった本

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
を読んでみた。

通称「もしドラ」。
この本は小説はもちろん、アニメや映画化もしている。
映画に関しては前田敦子さんや峯岸みなみさんが出演されている。
作者の方が以前AKBのプロデュースに関わったことや作中のこともその時のことを参考にしていることもあってなのかなと思う。


そもそもこの本を読もうと思ったのは「マネジメント」を読みたかったからである。
私は大学が会計学科出身であるものの、恥ずかしながら学生時代遊び呆けていた身のため、せっかくの学び場でこういった書物をパラ見程度しかしてなかった。
それにもともと本を読まない性分であったのも加えて進んで手に取ったことがなかった。
(マンガ、ラノベは別…)

それが社会に出ると改めて真面目にやっておけばよかったってすごく思う。
そんな後悔を少しでも埋めようと思って当時話題だったドラッカーの書物を読んでみようと買うも、活字に苦手意識がある私からすると読みづらく一向に進まなかった。
そこで手に取ったのが小説で「マネジメント」を題材にした「もしドラ」である。

おそらく話題にもなり、読まれた方も多いかと思うが、まだという人のために簡単にあらすじを書くと

高校野球の無名高校で女子マネージャーになったみなみがマネージャーとして「野球部を甲子園につれていく」と決める。
そのための参考書としてドラッカーの『マネジメント』を用い、それに基づき野球部を変えて行き、甲子園を目指す物語である。

まず経営学の本を読んでみたいという方には物語で進んで行くので抵抗なく読めるため私のようなものでも楽しみながら「マネジメント」について知ることができた。
物語についても王道のサクセスストーリーでありながら、少々涙するとところもあり小説として読んでもとても面白かった。

【主人公、みなみのまっすぐで行動的な性格】
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マネージャーになってまずマネージャーの意味を広辞苑から引っ張ってきて、とりあえずマネジメントに関する本を読む。
私はマネージャーと聞いたら、高校野球やサッカーのマネージャーで後片付けや洗濯、記録係といったいわゆる雑用係で可愛い女の子で部の花というイメージだった。
高校の時、マネージャーのいない軟式テニス部にいた私からしたらいる部活はちょっと羨ましかった。

ただ確かにマネージャーという言葉は決して雑用係という意味ではない。
むしろ支配人や監督みたいな偉い人を指すものになるため一般的な見聞と意味合いで大きな差がある気がする。
意味合いで言ったら部活では監督やコーチなどの管理する側の一人として捉えるべきだ。
そこからドラッカーの「マネジメント」にたどり着くが、私の見聞が足りないからかもだが女子高生からしたら「マネジメント」の本は正直難しいのでは?ってふと思った。
それでも読み進め、本にあったことを自分なりにあるいは友人と相談して解釈しながら行動に起こすのはみていて気持ちのいいものだと思う。
その性格は私としては見習いたいものだ…

【友人、夕紀の存在】
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この物語では主人公ともう一人大切な存在がいる。
主人公であるみなみの傍らでことあるごとに相談相手になったり一緒にマネジメントをしてくれた友人の夕紀だ。
もともとみなみは野球部のマネージャーだったが入院をした夕紀に助けになりたくてマネージャーになった経緯もあり、みなみにとっての頼れる存在である。
この後にもみなみと共にマネジメントチームとして活動する人は増えるが、その中でも群を抜いて信頼を置いている存在が夕紀だ。

ここで私が思ったのはやはり名経営者の傍らには名参謀がいるということだ。
天才的なエンジニアであった本田宗一郎氏にも、パナソニックを築き上げた松下幸之助氏にもその傍らで彼らを支えた存在がいたことが成長していった一つの要因だろう。
この作品ではその名参謀のような存在の中で一番に当たるのが夕紀になると思う。
夕紀はとても聞き上手で誰からも親しまれる性格の持ち主だ。
そのため作中ではみなみからお見舞い面談という形で部員の話を聞くという大役を任されている。
そして実際に面談により部員たちの現実、欲求、価値を聞き出し、成果を出している。
詳しいやりとり書かれていないが、夕紀の性格と聞き方によるものだろう。

私は約2年ほど接客業界で副店長として働いていたことがあるが、店長がスタッフの現状を知ることはとても大切だと思う。
働いてもらっているスタッフが働きやすい環境はなんでも話せる環境になるのかなと思うからだ。
もちろんそこには上下関係もしっかりとする必要はあるが、一人でもスタッフが気軽に相談できる人がいるだけでもモチベーションは変わると考える。
私も副店長としてそれを担ったことがあるが、いかんせんあまりコミュニケーションが得意ではなかったので苦労した。
でも続けることで例えやる気がなくても自分に会いに来てくれと言う動機付けから仕事へのモチベーションに徐々にシフトしていけるのではないかなと思う。
そう言う意味で、夕紀による面談はとても重要かつみなみにとっての名参謀のような存在となってるのだろう。


今回は「マネジメント」を読む前準備として「もしドラ」を読んだが、マネジメントについて触りだけでも知ることができた。
もちろんこの後ドラッカーの「マネジメント」を読んでみようと思う。
今、現役で学んでいる大学生も遊んでる大学生もまずは経営学の入門としてオススメする。
これから就職する人はぜひ自分が経営者になった目線で働けるよう一読してみると働くことへの考えが変わるかもしれない。

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