許せないこと。
近年、痛ましい事件が起こると、それがずっと忘れられない。
わたしが特に忘れられなくて強烈に頭に残るのは、
誰かが誰かに虐め抜かれて激しい暴力を受けるような事件。
忘れられないので時々メモっていこうかな。
強烈にショックを受けるニュースが短いスパンで目に入ります。
ベトナム人の方が岡山で2年間も激しい暴力を受け続けていたけど誰も逮捕もされないっていう酷い話
一つは、少し前だけど
ベトナム人技能実習生が就労先の岡山市の建設会社で暴行を受けたニュース。
ハァァあああ!?
どこ(の建設会社)!?
ってまずなりましたけど全く知らないところでした。
んで、次の瞬間にはまたこういうことを思っていました。
『岡山なら(何なら岡山市なら)、あるだろーね。あるかもね。』
と…。
悲しいことですよね。
恥ずかしいことですよね。
でも、有りそうだなと思わされるようなところなんですよ、岡山ならね。
自分の出身地を悪く言いたくないけどね、
『あるかも』ってスッと納得してしまうのですよ。
わたしが住んで育った時代で、
岡山人ならなぜか割と身につけてる身のこなし
・巻き込まれないようにする
・舐められないようにする
ややこしい人とか血の気の多い人、沢山いるんですよ。(それを表現してる人というか。隠さない。)
巻き込まれないように、というのは
危険な場所は寄り付かない、避けるというのもあって、
『あの辺は(近道でも)通らんほうがええよ。ややこしーのが多いけぇ犬一匹でもはねたらえらいことになるよ。』
ということを人に言われたことはままありました。
住んでた時は、単に『へー』なんですけど
今思えば普通に怖いですよね。事実がどうであれ、そういうこと言われる場所が結構普通にあったって。
でも、そういう経験があるから
ガラの悪い事件が起こったとしても『あぁ…。』って思うのですよ。
わたしなんて、岡山に住んでた時代に
例えば車を運転してしていて
相手が喧嘩腰で因縁つけてきたなんてこと普通に何度もありました。←
女なのでちょっとあいつ生意気だみたいに思われると来るんですよ。
怒鳴りつけたり威嚇するのはとりあえず挨拶みたいなもんなので、威嚇し返すと大体大丈夫です。
本当にヤバいのは威嚇せずに危害を加えてくると思っています。
威嚇し返すと大丈夫っていうのは、
ここで従順にすると単純なもので舐めてかかってくるんですよ。あ、コイツは虐めても大丈夫だなって。仲間内なら、イジりから入ってそのうちエスカレートしたら虐めなり暴力になるかもですね。
一見、コワそうにしていて態度の大きな人が、まま普通にいます。
でも、言ってみれば、弱い人が多いのかもです。
異国からやってきた日本語もままならない立場の弱い人を虐めて一体何になるんだ。
せめて暴力やモラハラしない(で接する)のが出来ないって。
どんだけ弱いんだよ、って思いました。
情けない。
恥ずかしい。
日本人として、、ベトナムの方に対して申し訳ない…と居た堪れなくなりました。
気持ちがズン…と暗くなってしまいました。
自分のことではなくても、
そういうことで
『なんてクソみたいなリアル世界なんだよ』と思って
気持ちが沈むことがあります。
自分に今、危害が及んでいないのに
世界が酷い、憎い、悔しい…と思ってショックを受けていることがあります。
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岡山は生まれ育ち、働きもし、長く過ごした場所で、良いところ沢山あるんですよ。
生活するのは本当に住みやすいです。
程よい街のサイズ、人の量、
都会でもないけど田舎すぎず、何でも良い距離にある便利さ
岡山って住むには最高だよなって思っていました。
でも、こういう、人間の恐ろしい話を聞いてしまうと本当に残念に思います。
場所を作っているのは人だと思うからです。
岡山の褒めるところがなくなって、
天気がいいことだけが取り柄になってしまいます。