ロケットマン | Every Little Step (新)

Every Little Step (新)

りおうさんの更なる進化を求めて。

ロケットマン(原題: ROCKETMAN)
2019年アメリカ 日本公開2019年8月
監督デクスター・フレッチャー
タロン・エジャートン/ジェイミー・ベル/リチャード・マッデン/ジェマ・ジョーンズ
ブライス・ダラス・ハワード
画像
(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

【雑感その1】
よかったー!
もう1回見たいくらい良かった。
ちょっと泣いてしまった。
前半はそれほどおもしろいとは思わなかったけど
中盤から後半でどんどんおもしろくなっていって
一気に持ってきたなぁという感想。

エルトン・ジョンの曲は数曲くらいしか知らなかった。
映画を見て、あの曲ってエルトンだったんだと知ったり。

まだ存命の人の映画だし、どんな感じなのかなと
思ってましたが
結構、赤裸々だったように思います。
ホントに知らないことが多くて
そして愛に飢えた人だったんだというのが強く伝わって来ました。
本人も映画製作に関わっているせいか
両親とのことが割りとキツく描かれていたなぁと。

前半は割とミュージカル要素強めだったけど
後半はそれほどでもなかったかな。
だから感情移入しやすかったのかもしれません。
もともとエルトン・ジョンのことは詳しくないし
それほど興味があったわけでもない。
なので彼が両親から愛情を貰えず常に愛情に飢えていたとか
とにかく孤独で
スターになってどれだけ回りに人がいても孤独で
スターだからこそ近づいてくる人がいて
彼の孤独がグサグサ心に刺さってきて とても痛かった。


【あらすじ】
イギリスの郊外で両親から愛をもらえずにいたレジナルド・ドワイト。
そんな彼は音楽には非凡な才能を持ち、国立音楽院に入学する。
そこで彼はメキメキと音楽の才能を発揮してゆく。


【キャスト】
エルトン・ジョン役にタロン・エガートン。
いつの間にか役者として売れっ子になったタロン君。
この映画を見ればそれも納得。
歌は吹き替えなしで彼が歌っているし
演技も見事。
内容よりも彼の演技を見てほしいと思うくらいに
凄かった。 
エルトン・ジョンになりきっていたと思う。
エルトンとタロン君は何かと縁があって
映画SINGでもタロン君はエルトンの歌を歌っていたし。
そのときに歌がめちゃくちゃ上手いなと思った。
映画キングスマン2でも共演してる。
出会うべくして出会った2人なのかなーと思いました。
エルトンの少年時代を演じてた子も凄かった。
どっからあんな子見つけてきたんだろう。

バーニー・トーピン役にジェイミー・ベル。
リトルダンサーの子がこんなに立派に…。
イケメンだし役柄は良いし、いいとこだらけだったような気がします。

ジョン・リード役にリチャード・マッデン。
嫌な役なんだよね。
このジョン・リードという人物は映画ボヘミアン・ラプソディにも登場していて
演じていたのはエイダン・ギレン。
わかる人にはわかる、この2人ゲームオブスローンズつながり。
ロブ・スタークがこんな悪い役するなんて!
そう思うとリトルフィンガーのこういう役の嵌りっぷりは見事だよな
と改めて感心。





【雑感その2】
エルトン・ジョンはすべて一人で曲を作っているのかと
思ったらパートナーがいたという。
おどろいた!
彼は私生活のパートナーではなく仕事のパートナーだし
それがとてもいい関係であることもとても良かった。
あとそのトーピンのキャラクターが男前なんだよね、
顔が、とかじゃなくて人間性が。

そんな彼がいたからこそエルトンはがんばれたところもあるんじゃ
ないかな。
予告で、エルトンは派手な衣装を着て愉快に舞台にあがってくるけれど
実際はその数秒前まで 愛に飢えて打ちひしがれていたりする。
見ていると心がとにかく痛い。
自分と重ね合わせてしまう部分もあってより痛かった。
そんな風に感情移入してしまうのも
とにかくタロン君の演技力と歌唱力の凄さがあったからこそ。


Your Song のシーンは良かった。
ホロリと涙がでちゃった。
でも特に好きなのはやっぱり
Im still standing  !!
盛り上がりも良かったし
ココはマジ泣いた。
この曲のPVを見ておくとより楽しめるかもしれない。
この曲が出てくるのをひたすら待っていたし
結構じらされたので
余計に感動してしまったかも。

音楽ももちろんとってもいいし
エルトン・ジョンを知らなくても楽しめると思います。
もちろん内容は 辛い部分も多いけど
でも今現在のエルトンの幸せそうな姿を見たら
救われる部分もあるので
エンタテイメント映画として十分楽しめると思います!




2019-⑯