幸せとは、星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく、遠いところに行って、目玉が飛び出るくらい高価なものを食べること。だと思っていた。 

 

どうも、柚木です。受験があった方は本当にお疲れ様です。今回はM山さんの接待の一部始終をお届けします! 

 

 

ちなみに接待とは卒業される先輩が、現実世界とは距離を置いて特別な経験をプレゼントしてくださる年1回のビッグイベントです。 

今回のテーマは “究極の土曜深夜”。参加者は、高倍率のあみだくじで参加資格を勝ち取ったK田くん、N谷くん、そして直談判してH田くんから参加資格を奪い取ったY木です。 

我々一行は、練習後、ルネからtaxi で祇園四条付近の「牛禅」に向かい、しゃぶしゃぶ・すき焼きの食べ放題。やわらかいお肉と新鮮だと思われる野菜。1オーダーで12本届くウインナーと輪切り1枚のサツマイモ。おいしさをヤバいという言葉でしか表現できない自分が情けない。現実離れするために柔道部の話題を避けるべく、「人はなぜ生きるか」というテーマでディスカッションを試みるがウインナー1本もゆで上がらないうちにトレーニングの話題へと戻る。 

ちなみに2枚目はキノコantiのY﨑くんのための1枚。

 

ドリンクを片手に我々は心斎橋の宿へ。移動手段は京阪のpremium car。銀河鉄道に乗っているような乗り心地。

I先輩なら綱で登れるかもしれないぐらいの高層ビル、補助運動で息が上がりそうなぐらいの道路の幅、見るものすべてが"the大阪"であり、心が躍った。 

 

夜は銭湯。第一候補の銭湯はmen’s dayという何とも言えない条件にふるい落とされ撤退。第二候補の銭湯へ向かう。足を十分に伸ばせる浴槽、蒸気で視界が真っ白なスチームサウナ、天然地下水の水風呂。疲弊した心と体にしみますね。 

 

宿は4人部屋。ゲストルームのような感じで、肌ざわり抜群のベッドに加え、洗濯機、電子レンジ、食器なども備え付け。大きなプロジェクターでアニメを見ながら夜食をつまむ。 

ホコリ感を全く感じない布団、よだれの臭いがしない枕、いびきをかくメンバーもゼロ。この上なく快適な眠りにつくことができた。 

 

 

朝起きたら温かい朝マックが登場。ファストフードとはいえ、肌寒い朝、私たちが寝ている間に先輩が買ってきてくださったハンバーガーは一段と価値のあるものであり、格別であった。一方競合の接待チームでは接待終了後6時間以内のマクドナルドは禁止されているそうだ。ちなみに朝5時からマクドナルドで働いているK田くんは「朝マック」という言葉に敏感。 

 

名残惜しさを残しつつも宿に別れを告げ、我々はカラオケへ。美しい高音ボイスのM山先輩、低音ボイスのK田くん、乙女ボイス(の歌が似合う)のN谷くん、ジャイアンボイスのY木。塩やコンソメでコーティングされたフライドポテトは数本しか私たちの体には入らなかった。 

 

 

そして向かった昼ご飯。「杯を片手に、乾杯!」しゃぶしゃぶとお寿司の食べ放題。鍋が机のセンターに用意されたが、私たちの食欲は完全に寿司に引き付けられ、前半戦で鍋を引き取ってもらった。肉寿司は、お肉の歯ごたえからでる旨みとシャリとの相性が抜群。

 

 

 

こうして2日間の接待を終える。京阪の黒いシートに座り、たまっているLINEの通知を見る。主〇〇〇会議、部〇会議、寝〇〇〇大会、そして毎日繰り返される練習・・・。現実は多忙であり、時には夢のようなキラキラした生活に憧れることもある。でも、部活動で毎日仲間と切磋琢磨しながら練習に励んだりご飯を食べたりする毎日はとても貴重なものであると感じた。

 

幸せとは、星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものであり、 

大切な仲間と時間を共に過ごし、おいしいものを食べて落ち着いて寝ることができる日常にある。

 

 

 

最後に、楽しい接待を企画してくださった村山先輩、本当にありがとうございました。

先輩のように強くなれるように、これからも頑張ります。