最後は、息子と正座して見ました。

テレビの前で。


天皇杯、町田―筑波大。

 

息子が筑波大サッカー部に行きたいな、

という夢を持ったのは、

やはり三笘選手の影響だと思います。

 

それを聞いて、

中学受験はしないことにしよう、と

わたしの腹も固まったのも事実。

 

それまでは、クラスの半数以上が中学受験する都心の区で、公立中に進むという選択が息子の将来にどう影響するのか、本人よりも親としての覚悟が決められずにいました。

 

自分が中受→大学進学組だったら、

同じ道を選んでいたと思います。迷わずに。

 

ただ、私も夫も地方出身。


県立が当たり前の地域で育ち、中学受験という世界も知らないまま大学に入学してみたら、普通に中受組の学生がわんさかいる大学でなんだかカルチャーショック(田舎出身の私は、開成ー女子学院のカップルが「高校時代の合コンで知り合った」と話していたことは忘れられませんw)。

 

30過ぎて家庭を持ってみたら、某中学受験塾に通うためにわざわざ居住区を選んでいる、という家庭がいるほどの地区だとも知らずに、ただ会社に近いというだけで住む場所を決めてしまった世間知らずでして(汗

 

わが息子、

中学受験塾と、週3以上通うサッカーを両立できるほど、器用なタイプではありません。

 

その印象は、「器用」とか「要領がいい」とか言われまくって大学受験も氷河期の就職も乗り切った母の勘です。ただただ勘なのですが、血がつながっているだけに間違っていないとも思う、息子の要領の悪さ。

 

ただ勉強は普通にできるので、今もクラスで周りから(特に女子から)「え、○○くん、受験しないの?なんで??」と言われるようですが・・・息子の現状から二兎は追えない、どちらも中途半端になるという懸念から、サッカー重視の生活をしています。

 

では、勉強とサッカー、

両立できる選手はいるのでしょうか???

 

私大と比較して一般受験組も多いと言われる、筑波大サッカー部のメンバーを調べてみました。

 

サッカー部の公式ホームページにある選手一覧を見てみると、いわゆるAチームかどうかはわかりませんが、中学受験組と思われる選手が何人かいました。


都立中高一貫、渋渋、開成!など。

 

地方の有名公立進学校(宇都宮、金沢泉丘など)もそれなりに在籍しています。

もちろん我が母校も!(頑張れ!)

 

そして、このサイト、

「よくある質問」というページがあるのですが、掲載されている質問は一問だけ。

 

Q:筑波大サッカー部に入りたいのですが、セレクションはありますか。

A:ありません。

 

おお!

 

いやね、門戸を開いているというだけで、推薦入試のための練習会は普通にあるでしょうし、入ったら入ったで、100人以上いる部員が1~5軍ぐらいまで分かれるはずで。


相当な覚悟が必要なことは明白なわけで…

 

でもまあ一応、息子に

「セレクションないみたいよ」と伝えると、

 

じゃあ勉強でも入れるんだよね!

サッカーも勉強もどっちも頑張る!

 

・・・と、まるで「運動会がんばる!」と言う程度のノリで返答してきた(大丈夫か)。


まあ、頑張ってもらいましょう。

 

その息子、印象に残った選手を聞くと、

 

角 昂志郎選手

 

自分と同じ「10番」を付けている選手を挙げました。(今のクラブチームではキャプテンが10番をつけてます)

 

「PK戦、5番目に蹴る前、笑ってたよね? 自分で決める自信があったのかな?? あの顔がすごく印象に残った!」

 

166センチ。ピッチでも最も小柄。

でもすでに、ジュビロ入りが内定している選手。U15から日本代表に選ばれ続けて、FC東京ユースでもトップチームに2種登録されていたエリート選手でもあります。

筑波では、副将を務めているらしい・・・

 

自分がPKを決めれば勝利の場面で、

成功を確信していたのか、

緊張感を払拭するための笑顔だったのか、

画面越しにはわかりません。

 

「僕もキャプテンとして、大事な場面で最後に笑いたいな」

 

うん、がんばろう。

そのためのサポートは、全力でするよ。