少年団のコーチは、保護者の何人かが務めているケースが大半だろうと思います。
いわゆる「パパコーチ」ですね。
子どもが卒団後も残って指導を継続する監督や、収益度外視の外部コーチがいる例もあるかもしれませんが、基本はボランティア。
本来は休日にやりたいことを諦め、いわば他人の子を教えるために時間を割き、日本サッカー協会のD級指導者資格を取り(※この資格以上を持っていないと公式戦でベンチ入りできません)、子どもを預かる責任が生じ、翌日は筋肉痛などの疲労も生じ…
長男が辞めた少年団は、監督もコーチもその学年の保護者から出す決まり。約25人の団員をパパコーチ8人が指導していました。夫が土日仕事で参加できない我が家にとって、熱心なパパコーチには当初、感謝の思いしかありませんでした。
「母キレる編」を読んでくださった方は、
「パパコーチの存在感薄くない?」と思われた方もいるかもしれません。
「特別練習に息子だけ呼ばれなかった問題」は、伝達係のボスママがあえて連絡していなかったとしても、「あれ、○○は?」と8人いるコーチの誰かが声を上げていれば、解決したはずの問題ではないかと。
私も疑問に思ったところは、まさにそこでして。
公式戦前にコーチが提案した先発メンバーの特別練習なるものに、連日ひとりだけ参加しない状況が続いていたら、心配する気持ちや疑問は生じないのかい、と。
公式戦の最中にトラブルになるのは嫌だったので、敗退後にコーチに尋ねました。
なぜ、特別練習に息子だけ呼ばれなかったのか?
もうクラブチームへの移籍を決めていたこともあり、思い切って。
学年監督やパパコーチの返答はもう、判を押したようにこれでした。
「連絡については、保護者リーダー(ボスママ)に任せていたのでわかりません」「われわれはあくまでも、ボランティアですので」
単純に彼らも、ボスママが怖かっただけなのでしょうか・・・
表面的な返答に心底がっかりすると同時に、それ以前にもパパコーチ家庭の言動に疑問を感じる点があったので、ああ、こういうことだったのか、と妙に納得している自分がいました。
(続きます)