なんだか殺伐とした話が続いたので小休止。

東京都心のサッカー少年が、一度は直面するであろうテーマです。

 

わが家が住む区は、地元中学に進む子どもがクラスで半分いるかどうか、という地域。地元の少年団も近隣の街クラブも、高学年になると塾優先でなかなか試合に来られなくなってしまう選手がいます。

 

5年生2月の現時点で塾に通っていない長男。

私立中学の受験はしない、小学校でも少数派の選択となりそうです。あとは都立の中高一貫を受けるかどうかですが、かなりの高倍率に親子ともにビビっています…

 

現実的に通える範囲にある公立中高一貫校は4校。どれも狭き門。違うのは、東大や京大への進学実績。あれだけの高倍率を勝ち抜いて、6年間少数精鋭で高いレベルの学習をしても、私が卒業した某県立高校と進学実績が変わらない学校があるのはなぜだろう…

 

都立の適性検査は読む量がハンパなく、問題も特殊なので対策が必要です。が、都内のサッカー少年は6年になるとリハウスリーグ(公式戦)が始まります。土日に試合があり主力なので休めない(というか本人が休みたくない)ことを考えると、塾通いは現実的ではない…

 

そうなると、通信教育で対策を積む、の一択なんですけども。

通信教育のみで果たして、あの対策必須な適性検査に太刀打ちできるのですかね。経験者求む…

 

話が逸れましたが、サッカーと受験は両立できるのかという本題。

以前、仕事で某Sママの講演会に参加する機会があり、習い事との両立は可能なのか、質問してみました。子ども全員を日本最高峰の学部に入れたあの方です。その答えが。

 

「できません。ピアノのような楽器系か野球のようなスポーツ系か、どちらにしても、親ならば我が子がプロになれる素質があるかわかるはずです。中学受験は甘くありません。習いごとを一度辞めて、受験して合格した中学の部活で趣味として始めればいい話です」

 

おお。想定はしていましたが、

あまりにはっきり過ぎる答えがすがすがしかったです…

 

素質があるかどうか。

私はサッカーのプロコーチではないのでわかりません。長男のクラブのコーチも断言できる人はいないでしょう。現時点でそれは「夢」。でも今、受験よりも夢を追う気持ちが大きくて、少しでも可能性があるならば、「一度辞める」という選択肢は我が家にはありません。

 

そして、夢破れた時に、別の道へ進むことができる力を育むことができていればそれでいいのかな、と母は思っています。