前回、タグに「スポ少ママ」「ママ友トラブル」など、「ママ」多めにしてみたら閲覧数が急に増えていました。

保護者間のトラブルに悩む人は本当に多いんだなと実感。

 

トラブルを描いた漫画などではよく、「仲の良いママを見つけたい」という希望を持って習い事に通った結果、その期待が裏切られて悩む…みたいな展開も多いのですが、私の場合、「少年団で仲のいいママができればいいなー」という願望はあまりなく(結果的に仲の良い友人はできましたが)。

 

とはいえ、挨拶とか当番とか大人が責任を持ってやるべきことは取り組んだ自負があるので、なぜ私たち親子がつらく当たられるのか理解できませんでした。

 

私なりに、ボスママがお気に召さなかった点を一生懸命に考えた結果はふたつ。

 

①既にパパコーチなど学年運営の体制ができあがった後から入団。

②遅れて入って技術はまだまだなのに、足の速さで目立つ結果に。

 

長男は小学2年で地元のサッカー少年団に入りました。

当初は夫も私も土日仕事や出張が多く、保護者の負担が大きい少年団に入っても迷惑かな、と思って入団できずにいたんですよね。でも、長男が学校で仲良くなった友人に誘われ、私も出張の少ない部署に異動したタイミングで入りました。

 

地元の少年団は、団全体のイベントや合宿はありますが、基本的には各学年の保護者からコーチや代表者を出して、日々の練習やTRMを運営する形。そのため、後から入っていた家庭は、既にできている運営方式に「乗っかる」感じが否めない、のです。

どんなに当番などのサポートに取り組んだところで、土日に自分の時間を使ってコーチをしているご家庭から見れば、それは「お手伝い」でしかないわけで。当初は10人程度だった団員も20人以上になり、コーチとそれ以外の家庭の負担感の差は一目瞭然…

 

それでも、ボスママの息子がチームの中心、レギュラーであればそこまで敵意を向けられる事態にはならなかったのでしょうが、不幸だったのは単純に、長男がチームで1番足が速くて公式戦の先発メンバーに選ばれたこと。これしか、思いつかないです、はい。

 

私自身が攻撃対象であれば、我慢もできましたし、割り切ることもできました。なんというか「同じ土俵に乗らなければいい」だけで。少年団のママ友コミュニティーのみが私の世界ではないし、他に仲の良い友人家庭も近くにいる。長男が少年団で今後もがんばりたいと望むならば、できる限りのことはしようと思っていました。

 

でも結果的に、ボスママの敵意は息子に向き、私の堪忍袋の緒が切れると同時に息子も「辞めたい」と言う事態になり(前回②参照)、近隣の街クラブに移籍しました。

 

大人になっても、気が合わない人、苦手な人って、いますよね。しかし、保護者同士の感情のもつれや好き嫌いはあったとしても、その敵意が親を通り越して子どもに向き、悪意ある大人の行動で子どもが傷つくことはあってはならないと、私は思っています。

しかもここ、スポーツを通じて社会のルールや思いやりの心を学ぶことを目的とする「スポーツ少年団」ですから。

 

ボスママは同じ小学校なので顔を見かけることはありますが、許す許さないという感情よりも、大人になってもやってはいけないことがわからない人っているんだなあ…という、ちょっと冷めた見方のほうが大きいです。タワマン小説やママ友トラブル漫画に出てくるような、想像の上を行く人って本当にいるんだなと。

 

2年ちょっとの少年団生活でしたが、とても勉強になりました。

今後何があっても、彼女と同じ側には行かないし、行く必要もない。「良識」という社会観のハードルを下げて向き合わないといけない人も世間にはいる、ということですね。