まず大前提なんですが。
少年団の運営・指導は保護者が担う例が大半。
つまりボランティアです。
パパコーチや役員を引き受けてくださるご家庭には、感謝の思いしかありません。参加するならば、どの保護者もできる限りのサポートをするべきだと考えますが、どうしても、仕事や家庭の事情でかかわり方には濃淡が出てしまいます。
そこに「少年団のトラブル」の温床があるのかと。
かかわり方や熱意に温度差があるとはいえ、地域のだれもが参加できるのが少年団の良さのはず、です。
でも、私たち親子が以前所属していた少年団は、主体的に運営する家庭のためだけの「仲良しグループ」と化していました。
「んんん?」と思った不可解な対応はいろいろありましたが、最たるものがこれです。
◆「仲良しグループ」だけで自主練習!
少年団は未就学児から入団でき、中心的役割を担っていた家庭はいずれも幼稚園からの入団。いわゆる「仲良しママ友グループ」が既にできていて、そのパパたち8人がコーチを引き受けていました。
その8家庭だけで楽しくやっているうちは良かったのでしょう。
でも、長男が小学2年で入団した時には、同学年が20人以上の大所帯になっていました。
少年団の練習は土日。団員が増え、思い通りの練習ができなくなった不満があったのかもしれません。その「仲良しグループ」は平日や夏休みなどの長期休みに、パパコーチが交代で8人を指導する「自主練習」を始めたのです。
近所の公園や校庭で、団の友人たちが集まってサッカーをしていたら「ぼくも!」と思いますよね? 実際に練習風景を目にした他のご家庭のお子さんが「ぼくも入れて!」と言ったところ…
その仲良しグループの中心で「自主練」を仕切っているらしいママ(いわゆるボスママですね)がひとこと。
「昔からの仲良しグループでやっている自主練習だから、これ以上人数増やせないの」
そう言われて半泣きで帰ってきたわ…。
ママ友から教えられて、衝撃を受けました。
(長いので、続きます)