前方は光を見据え


後方は光を湛え


そして

光であらんと欲す





白い日傘をかざし

やわらかい薫風に吹かれる


ジブリの世界から抜け出てきたような

爽やかな表情のおばあちゃんと


道ですれ違った


きっと彼女の心は

草原駈ける乙女のまま





キッチンの窓を開け

なびく風を感じながら

コーヒーをドリップする



あまりに風が心地よすぎて

適量よりだいぶ多く落としてしまい


思わず微笑む

平和な午後





時にすごい勢いで

扉を叩いてくるのに

いざ開けると

そこに姿はない


どこにいるの?

まだいるの?


だいぶ前あいつと一緒に

空に離したはずなのに