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【書評】和田竜の「のぼうの城」を読んだ


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時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。
武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。
城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。
智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。
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和田竜の「のぼうの城」を月曜日に読み始めて、
さっき読み終えた。

「ハリウッド映画の爽快感!」と帯に書いてあるが、
それはさておき、本当に楽しめて一気に貪るように読んでしまった。

歴史小説や時代劇を読んだり、鑑賞したりするとき、
琴線に触れることが少なくない。

命を賭して志を全うする侍の潔さ、覚悟、メンタリティはもちろん、
務めを果たす上で逃れられない人間関係の苦悩だったり、
極限の状況で決定しなければならない迷い、
成を成し遂げたときの喝采など。
どうしてもそこに現代に通ずるテーマがたくさん存在していて、
自分の人生を投影あるいは、未来への示唆や希望が見え隠れするからこそ、
深い感動を覚えるとおもっている。
「汝己を知れ」との問いに答えることは、簡単ではない。
少しでもそれを明らかにするため、いろんな作品に触れることは大切である。

前置きが長くなったが、この「のぼうの城」。
とても感動した。
まず主人公である「忍城」を守る総大将「のぼう様」こと成田長親は
愛すべきキャラクター。いわゆる「スーパーマン」的ではない。
しかし読んでいるうちに心を奪われていく。
壮絶な攻防戦に入り込んでいくにつれ、
予測不可能な長親の差配を目の当たりにするにつれ、

リーダーシップは資質・能力ではなく仕事である

とドラッカー先生の思い出した。
長親はただ自分の信念を(脅威に押し潰されそうになっても)守り続け、
家臣や百姓たちの事を想い、なすべき事を考え、そして実行した。
特に秀でたものはなくとも、総大将として責任を全うしていくその姿が
読むものに勇気を与えてくれる。

攻める豊臣秀吉軍の石田光成や大谷吉継。
彼らの心中もとてもデリケートに描かれている。
野心、苦悩、名誉欲、意地。
男ならば誰もがいつか対峙する迷いの中で、
彼らは成すべきと信じた事に向かって邁進していく。

城攻めを中心に壮大なスケールで描かれ、
予測しがたいストーリー展開も素晴らしいが、
この本が魅力的なのは守り手・寄せ手含め登場する侍みんなが兎に角、

務めに対してピュアで誠実であること。

マクロ的には経済的混乱、政治不信、猟奇的な事件、
周辺でいえばどこか消し去れない諦観、
それは時折目の当たりにする無秩序や無責任などから生じる気持ち、
それらの総和からくるあるべき姿勢からの乖離、
ひいてはあるべき姿の模索すら停滞してしまっていた自分に
この本はまるで激を飛ばしてくれているような気がした。
決して日本史の教科書に出てくることの無い戦い。
こんな熱い戦いがあって、こんなに心に楔を打たれるとは正直驚きだった。

2011年秋に映画になる。情報を追いかけていくと、
「映画化不可能」といわれていた何年も前から準備されていて、
今は北海道でロケが行われているそうだ。楽しみがひとつできて非常に嬉しい。

まとめにかえて、
ほかの方の書評と重複する点でもあるが、

感じた事は、周りから器が大きいいわれる人物とか、
一般的に求められるゴリゴリ進める人物でなくとも
リーダーシップをとることができる、ということ、
それは能力や資質だけで左右されるものではなく、
愛と責任感こそが大切なのだということ。

素晴らしかった。

求めよ、さらば与えられん。

【不在連絡】9/18~23 バリに着弾します。


こてブロ


5年ぶりに海外旅行でもしてきます。

iphoneはもっていくけど、

9日も仕事あけたら立ち直れないんじゃないかと一抹の不安。

ま、そん時はそん時で。

あー、そういえば「BECK」観たのに記事書いてねえなあ。

それはさておき、

気をつけて行ってきまっす。

RUSHBALL2010

先週日曜、8月29日(日)にRUSHBALL2010に参戦。
RUSHBALLは2004年くらいからほぼ毎年行っている夏フェス。
大阪の泉大津フェニックスでだいたい8月の終わりに行われる事から、
個人的には夏フェス、いや夏の締め的な役割を担っているイベントである。

一方でそろそろ夏フェスだらけの夏の過ごし方もいかがなもんか?と思っていて、
来年にどうなっているかは自分もわからないが、
一応今年で色々行くのは終わりにしようと考えたり。

となるとひょっとしたら、
このRUSHBALL2010が最期の夏フェスになる可能性もあるわけで、
ちゃんと頭から行くことにした。(例年は大抵遅刻・・・)

阪神高速湾岸線で泉大津へ向かう。
結構遠いなあ、と40分ほどで到着するが、そこから駐車場まで長蛇の列。

今年のRUSHBALL2010のLINEUP。
自分軸だが過去最強のメンバーだったので行列も致し方ないか、
と勝手に納得して、結局電車組から遅れを取ること約1時間。結局遅刻だった。

会場に入るとすでにNothen19が演奏中だった。無念。


とりあえず陣地で鑑賞。めっちゃ好きなバンドだ。
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その後はとりあえずゴロゴロしてACIDMANまで休憩した。
新曲の「DEAR FREEDAM」は好きな線。
docomoのXperiaのCF曲にもなっていたようで。ACIDMAN頑張れー!


- Set List -
M1.±0
M2.CARVE WITH THE SENSE
M3.FREE STAR
M4.DEAR FREEDOM
M5.ALMA
M6.ある証明
M7.Your Song

ようやくここで夏フェスっぽい日差しに。
汗で激重になっACIDMANTシャツをストレイテナーTシャツに着替えて、出番を待つ。

で、いきなりKILLER TUNE


それからミディアムな曲が続いてからの・・・
BERSERKER TUNE


からの、Little Miss Weekend


もうそこに言葉なんて必要なかった。
- Set List -
M1.KILLER TUNE[ Natural Born Killer Tune Mix ]
M2.Man-like Creatures
M3.DISCOGRAPHY
M4.SIX DAY WONDER
M5.BERSERKER TUNE
M6.Little Miss Weekend
M7.REMINDER

一旦一同陣地に撤収。睡眠をむさぼるもの、ビールを煽るもの、多種多様。
俺はTシャツをまた着替えてiphoneをいじるが電波が激悪でやれやれだった。
夕方。非常に夏フェスっぽい空気になってくる。
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Dragon Ashが始まった。

もちろん好きだが能動的に聞いているバンドではないし、
最近の方向性は自分の好みではないので各自体を休めていたが、
「飛び跳ねろ!」
「かかってこい!」

煽られながらも全員ステイ。
年取ったなあと思っていたら最期にアレが来てしまった。


「ミクスチャーロックは好きですかー!!」
からの、Fantajista。
イントロが始まると、寝ていた奴も俺も「これは・・・ううううわaaaa!!!」となり、
一目散にモッシュゾーンに全員突っ込んでいた。
この曲はもうRUSHBALLのアンセムと言っても過言ではない。

激戦が終わると、あたりはいい感じに。
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夏のこうゆう景色を見ると、色々あるけど良かったなあと思わせてくれる。
急いで陣地に戻り、またTシャツを着替えた。次のバンドのTシャツに。



THE HIATUSが出てきて、一発目The Flareをいきなり。
少しうれし泣きしそうになる。
今日本のロックバンドの中で最も好きなバンドは?と聞かれたら、
THE HIATUSと答えるくらい好きで、1曲1曲が高性能すぎる。



2ndアルバムメインのセットリスト。文句なし圧巻のプレイだった。
本物には自ずとファンがついてくる。
それをモッシュゾーンで体を痛めながら体感した。
そして日が沈む。。。ちょいちょい寂しい気分に。
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その後はBOOM BOOM SATELLITES。
次にサカナクションがトリで控えていたが、先述の夏フェスに対するけじめ。
そう思ったら好きなアーティストで終わりにしよう。
だから、このLIVEでRUSHBALL2010を終わりにしようと思っていた。

まずBack on My Feet


EASYACTION


からのラストは、
KICK IT OUT


こっちが本物。


Set List -
M1.BACK ON MY FEET
M2.MORNING AFTER
M3.STAY
M4.EASY ACTION
M5.KICK IT OUT

ありがとう。
悔いは無い。一点もね。

summersonic2010osaka

summersonic2010osaka(土曜だけ)の参戦日記と所感。


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ラインアップを俯瞰すると例年から色濃くなっている「拡張路線」は継続、

ロック色は広く浅くなってしまい、

最後まで悩んだがどうしても見たいアーティストは、

それはそれで出演してきているため、結局飛び込んだ。

思えば過去にサマソニ関連の記事を結構書き込んでいる。

※youtube動画が削除されていたりしていて、メンテが必要かも。


2003 RADIOHEAD 

    http://bit.ly/bhIzaa  

2004 BEASTIE BOYS

    http://bit.ly/9IzGjE

2004 GREEN DAY

    http://bit.ly/dbRZLs

2005 OASIS

    http://bit.ly/c04PII

2006 LINKIN PARK

    http://bit.ly/bLgFRk

2007 書いてなかったけど、AVENGEDSEVENFOLDやOFFSPRINGなど結構熱かった思い出が。

2008 COLDPLAY

    http://bit.ly/dsM3Rf

2008 LINKIN PARK

    http://bit.ly/bfXKmE

2009 THE PRODIGY

    http://bit.ly/cv6jVW

2009 MY CHEMICAL ROMANCE

    http://bit.ly/c9S2LE

2009 LINKIN PARK

    http://bit.ly/97BlAx


上記を読むと余計にsummersonicの生き残りをかけたアーティストブッキングと戦略が進むにつれ、

自分の期待感・ワクワク感が減ってきている気がする。

昨年はかろうじてLINKINPARKやフーバスタンクを観れたので、

そんなには気にならなかったのだが、今年は大変だった。


それでも7組攻めた。

で楽しめたのだからやっぱり行ってみるもんだ。


サカナクション

K'NAAN

ORIANTHI

SUM 41

SLASH featuring MYLES KENNEDY

TAYLOR SWIFT

STEVIE WONDER


ベストアクトはSUM41。サマソニでは2003と2004で観ている。(2007も出場)


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「SUM41クラスが何で午後この時間、それもビックバンの直後やねん」とか、

考えながらモッシュピットに向かうと今度は「なんでこんなにスルスル前にいけるんや?」

と違和感が沸々と。6年前ではありえなかった。

「そういえば、いつも派手に1ケース配っていた

タバコのキャンペーンブースも今年は4本になって予算無いんかなー」、

とか全然関係のないことにまで思いを馳せているうちに、前から3列目。


そして3rdアルバム「CHUCK」のINTROが。

空は明るいのにダークで危険なムード。


「やばい。これは、、、くるな」


直感した矢先、後ろから押し込みが始まる。

なぜか残っている「BIGBANG」Tシャツ女子が急いで後ろにはけていく。

周りは野郎ばっかり。そしてデリックたちが登場してくる。


「ああ。これだ、これ。」

やっぱり俺が求めていた俺のサマーソニックの価値はこれなんだと再認識。

やっぱり奥底でフラストレーションというか「物足りなさ」を感じていたんだと。


そして突如始まった「THE HELL SONG」。


「うわっ、あかん、もう、、、。」

かくゆう自分もそこまでは冷静だったのに、一気に何かが外れた。

頭じゃなくて、体が覚えていて檻から何か飛び出てきた。


そこからは、もう一瞬だった。


本当は40分くらい暴れていたのに、体感時間10分くらい。


かなり後半で「Still Wating」、


ラストは「Fat lip」だった気が。


それだけで来れてよかった。本当に。


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ライブ内容はさておき以下所感。


おそらくサマーソニックも時代にあわせて変わっていく必要があり、

それによって自分の中での置き場所を調整する局面に来ている。


サマーソニックに行けば、自分の好きなアーティストをライブダイジェストでき、

あるいはその手前の発掘する楽しみなんかもあったのだが、


それが期待できなければ、昔のように自分で情報をとりにいき、

密かにZEPPなどに細かく足を運べばよいのである。


幸運にもサマーソニックはそれを一手に担ってくれていただけで、

そして2010年においては、そうする事が難しくなってきているように見えた。


あと、twitterでサマソニ関係のツイートを追いかけていると、

大阪の運営上の課題が色々露呈している。


個人的に改善すべき思ったのは、ライブ会場の設営場所。


STEVIE WONDERが素晴らしいピースフルなライブをしている最中、

隣のパークステージから日本のバンドの音が大きすぎて、

音がどんどん入ってきた事だ。

それが残念ながらライブの価値を下げていたことは間違いない。


パークステージでライブをしていたアーティスト側にも問題があるのか、

主催者側にも責任はあるのか、これから十分に反省と対策を講じたほうがいい。


もうそのアーティストの曲はミリオンセラーになろうが、

絶対応援する気にならない。音を調整したらいいだけの話なのに。


最悪、次年度以降「東京開催のみ」というシナリオもあるのではないか?

とタカを括ってしまう。

アーティストブッキング以前の問題なので、

余計に心配してしまった2010年の回であった。

映画【借りぐらしのアリエッティ】を観た


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今日西宮ガーデンズで観てきた。


とある郊外に荒れた庭のある広大な古い屋敷の床下に小人の一家、

両親と14歳の少女アリエッティが住んでいて、

ある日人間の少年・翔と出会い・・・、という話。


いっぱい書きたいが、ネタバレすると申し訳ないのでさらっと記すと、


まず映像が良すぎた。夢中になる。

ガーデンズもそうだったが、「デジタル版」と「通常版」を選択できる場合、

絶対「デジタル版」で見たほうがいい。

で、席はやや前目がよいと思う。

アニメーションとはいえ、きめ細やかな多彩な絵。

端っこまでしっかり眼にやきつけたくなる。

近くで見ないと損な気がする。


それから音楽。

セシル・コルベルの主題歌はチェックしていたが、

鑑賞していると、てっきり「JO」と思うくらいジブリの絵にはまっていたが、

エンドロールには「久石譲」の名前がなくて、驚いた。

物語に山谷はもちろんあるものの、

やさしい曲が多く、

美しいBGMが先述の絵と相容れて、

本当に夏の避暑地に訪れたような落ち着いた気分になった。


あとはスピラーを見て、コナンのジムシィを勝手に思い出したり、

いまどき珍しい親父の一徹さについて、

樹木希林と三浦友和の声のキャスティングの秀逸さだったり、

評価ポイントがいっぱいある映画だった。


残念ポイントは、お手伝いさんハルの描き方。

大人にはちょっとオーバーテイクだったか?と思うくらい。

でも劇場では笑いをおきていたし、見方を変えればOKかも。


この映画を劇中にでてくる猫の「表情」に、

たまたま注目(させられた?)していたので、

最後はおもわずこみ上げてくるものがあったし、


なんといってもジブリお家芸のラストシーンからの、

エンドロール×映像×セシル・コルベル。

誰も席を立てないから、「おわり」の文字まで集中できた。


まとめにかえて(私的表現を許してもらって、と)、

目先の映像や音楽に夢中になるうちに、

知らずのうちに試合を作られていて、

いや塁を埋められていて、

いきなり出てきた代打スラッガーに、

打った瞬間それとわかるサヨナラホームラン。

爽やかで、ちょっと切ない気分で席を立てる映画。


きっとDVDは買わないだろうけど、

金曜ロードショーでやるなら絶対観たいと誓いを立ててしまう

マイナスイオンたっぷりの良作だった。


以上


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追伸:

借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展はこりゃマストだな・・・。

http://www.ntv.co.jp/karigurashi/