(前略)

「大学病院の外来や外勤先にて、寄附講座の設立に貢献した、小野薬品、興和創薬、田辺三菱の薬剤をなるべく使ってあげてください。添付は努力目標です。一見したら破棄・削除をおねがいします」  このメールを見た病院関係者は、疑問を感じたという。 「ジャヌビアとグラクティブは、製造会社が違うだけで中身は同じ薬なんです。しかもグラクティブのほうが、ジャヌビアよりも1錠あたりの薬価が2円ほど高いんです。寄附講座を開講してくれたからといって、やりすぎです」  糖尿病専門医も疑問を呈す。 「効果が同じで、薬価が高い薬をわざわざ処方することはあり得ません。患者の負担が増えるだけですからね」

(後略)

 

 

 

 

医療の現場で処方された薬剤費は

 

通常、健康保険組合が7割、患者が3割です。

 

同種同効薬であれば安い薬剤を処方した方が

 

健康保険組合も患者も経済的な負担が軽くなります。

 

そんな当たり前のことなのに、

 

未だに高い薬価の薬を頑なに使っている医者が

 

山のようにいます。

 

何故なら、

 

無駄に高額な薬剤を乱用しても

 

その処方医自身の財布のお金は一切減ることが無いからです。

 

後発品がある薬剤で

 

常に先発品しか使わない医者がいたら

 

先発品を出している製薬会社から

 

お金を貰っている私利私欲に基づいた行動だと思って良いでしょう。

 

対策はとても簡単で、

 

一つは、先発品を処方したい場合は

 

後発品との薬価差額を

 

処方医が自己負担する医療法を作ればいいだけの話です。

 

その前段階として、

 

特定の薬剤について

 

常に先発品しか使わない医者は

 

今の時代簡単に処方履歴で検索すれば抜き出すことができます。

 

その医者の副収入源を調査すれば

 

理由が明白になるでしょう。

 

「真実を知りたければお金の動きを追え。」ですね。

 

もう一つは、製薬会社や医療機器の会社から

 

医者や病院や学会等に対するあらゆる寄附金、講演料、原稿料等の

 

お金の支払いを法律で禁止すればいいだけのことです。

 

病気に苦しむ患者は

 

無駄のない薬や検査で治療してほしいだけなのですが、

 

強欲な医者は患者を食い物にしているという図式は

 

まだまだ健在です。