



まだ若かった頃、茂師範に憧れ月刊誌『フルコンタクトカラテ』で千葉県の館山でUSA大山空手の合宿が開催されることを知り、なけなしのお金を振り込んで参加した。
砂浜での稽古の時、茂師範が私と組んだ糸東流の参加者の手先だけの突きを見て、「正拳突きっていうのはこうやって、体全体で打っていくんだよ!」と言って私の薄い胸板に私の倍の大きさのある右の拳をバコーンと当てた瞬間、肋骨が横一線に割れたような衝撃を受けたことを今でも覚えている。
「空手は正拳」という強烈なイメージを持った正真正銘、嘘偽りのない本物の空手家のお一人と短い時間であれ、汗を流した場所を共にすることができたことを人生の至福と思う。
大山茂最高師範。
ご指導いただきまして、ありがとうございました。
押忍。