自治体として「初任給日本一」をアピールする大阪府和泉市が初任給アップを加速させている。令和8年4月からの大卒事務職初任給は月額25万5800円と、前年度から1万300円増加。地域手当を加算すると28万円を超える。昨年4月に行われた採用試験では競争率が50倍に迫る職種があったほか、今月18日に開かれた9年4月採用向けの説明会も約70人が参加するなど盛況だった。
和泉市では、4年度に従来の年功序列的な人事体制を打破しようと給与体系の見直しに着手。市は外部の有識者で構成する懇話会を立ち上げ、体制の検討を始めた。そこで打ち出された案の一つが初任給の引き上げだった。
(中略)
ここ数年、少子化に伴う働き手不足などを背景に、新卒の就職活動は学生優位の〝売り手市場〟となっている。市の人事担当者は「優秀な人材の確保はどの自治体も苦心している。内定辞退も考えなければいけない。初任給は市のPRの一つ」とする。ほかにも人事制度を変え、若くても能力と成果があれば役職が上がるように見直し、若手職員の意欲にも応えようとしている。
「日本人の」「優秀な」「若い」人材を公務員でも企業でも求めています。
かつてプロ野球の名将と言われた野村克也さんが
「エースと4番はお金を積んで連れてくるしかないんや。」
と言っていた通り、
優秀な人材を確保しようとしたら、
他の職場よりも高い給料を提示するしかないですね。
初任給を高くして
新卒を中心とした若くて優秀な人材を確保した先に在る懸念としては
1,上司のオッサン達が優秀な若者を理解し使いこなすことができるのか?
2,「若くても昇進させる」と言うが結局は居酒屋会議の好き嫌い人事になるのでは?
3,30~50代になった時にも同業他社と比べて高い給与水準を維持できるのか?
と言った所でしょうか?
【懸念その1】
IQは30違うと会話が成立し辛くなるといわれますので、
求人倍率50倍を突破できる、IQ120の優秀な若手の言う事を、
飲み会とゴマ擦りで肩書を付けてもらった田舎の公務員のIQ90のオッサンが
理解して、適切に業務に活用できるのか?ちょっと不安ですね。
【懸念その2】
公務員や数百人規模のいわゆる村社会職場では
結局能力よりも、上司への媚びへつらいをするか否かで
肩書が付くか付かないかが決められているのが社会の常なので、
これから社会人にって出世を目指す若者は
能力よりも飲み会と休日の職場内接待に勤しんだ方が良いでしょう。
【懸念その3】
給与の財源となる企業であれば売り上げ、公務員であれば収税が増えない限り
職員の給与を増額することはできません。
初任給は日本一高くても、
50歳になったら日本一低い職場だったとしたならば、
今の賢い若者達は、就職して数年間の同年代よりも高い給料を貰い、
給料水準が低くなりかけの30代で転職を始めから想定している人もいるでしょう。
求人倍率50倍を突破できる優秀な人間ですので
30代で社会経験を積んだ事が付加価値となって
様々な職場へ易々と転職できることでしょう。
また、先輩や上司の中には
手取りで初任給よりも安い給料になる人もいるかもしれません。
仕事を覚えて中心的な役割を担う世代がやる気を失い、
自然発生的な静かなるサボタージュ状態になり
職場全体の生産性が下がる事まで想定しているのか否かも気になります。
1,と2,に関わる懸念を払拭できる最も簡単な方法は
職場内、少なくとも管理職と一般職の飲み会や
個人的なものを含めて飲酒を伴う会食、休日の遊興を禁止することですね。
そうすれば勤務時間内の仕事の能力だけで評価せざるを得なくなりますが
まぁ、多くのオッサンは「奴隷育成剤」の酒の依存状態に成っていますので
到底無理なことでしょう。
そもそも、「外部の有識者」とか「コンサルタント」とか、
現場の実態を知るはずもない人達に運営の方策を頼っている時点で
そこの偉い人達を一斉解雇した方が、よっぽど人件費削減になるのかもしれません。
ともあれ、未来有る若者達はこの社会の風潮を上手く利用して
自分の人生を豊かで楽しいものにして欲しいと思います。
