先日の宇佐中津の一泊ドライブ旅行の第2弾です。
宇佐市の『宇佐 空の郷』を起点に何カ所かご紹介したいと思います。
実際に見た順序とは違いますが、整理してみました。
↑この場所は宇佐の海軍航空隊の正門があった場所のようですが、この辺りは戦時中には日本軍の航空基地があり、広大な施設で、ゼロ戦やパラシュート部隊などの訓練が行われていたようです。
ところが、ココはアメリカ軍からすれば、格好の的であったようで、昭和20年4月21日に空襲にあってしまいます。
B29による136トンもの爆弾投下で、たった11分で壊滅したようです。
本当に恐ろしい話です。
ほぼ壊滅状態ですが、少しは形だけ残った建物もあるようで、『空の郷』から、歩いてすぐの場所には、落下傘(パラシュート)の整備所あります。
↓ヘコミは爆撃の機銃で付いた傷跡のようです。
↓ベンチのデザインが零戦です。
また近所には、爆弾池という、爆弾により出来た穴が残されています。
現在、基地のあった一帯は広大な農地でして、自転車の母子がおられましたが、その男の子が帽子で蝶々を捕まえようと一生懸命でした。 本当に今の日本は平和だなぁ
感じました。
この平和が永遠に続いてほしいです…。
そして、広大な農地の数カ所には、掩体壕(えんたいごう)と呼ばれる、零戦の格納庫が残されています。
掩体壕の上には草が生えており、敵機が空から見たらタダの草っぱらに見えるのでしょうか…。
↓Googleマップの航空写真で見ると、こんな感じでした…。
中にはスッポリと零戦が納まるようです。
↓現在では農機具の倉庫として利用されている所もあるようです。
最後に訪れたのは、宇佐市平和資料館です。
館内には様々な実物・資料・模型などが展示されています。
↓こちらは零戦です。
↓そして、こちらは『人間爆弾・桜花』です。
操縦士1人で爆弾を積んで、燃料もエンジンも無く、母機から切り離されて、敵へ突撃するだけで、生きて帰る事のできない、まさに人間爆弾です。
この『桜花』は宇佐から出撃する事が決定しており、特攻隊の方は遺書も書かれていたのですが、昭和20年4月21日の空襲にあった事により中止となり、使用される事なく終戦(敗戦)となったようです。
本当に恐ろしい事が、ほんの79年前頃には行われていた事を思うと、なんとも言えない気持ちになります。
本当に多くの命が失われました。
世界では未だに戦争状態の国がありますが、日本もいつ再び巻き込まれるか分かりません。
無力ですが、とにかく平和な世界になるよう祈るばかりです。




















