音楽Q&Aレッスン♪
~楽器問わず、何かのヒントになればとの思いから、音楽・楽器の疑問や悩みを自問自答します♪
Q:オーボエで口がすぐバテて吹き続けられません…。どうしたら良いでしょうか?
A:お気持ち良く良く分かります。コツは正しいアンブシュア(口の形)で、絶妙な力加減でリードを効率良く振動させる事です。
私も学生時代は同じ悩みが続いていました。今でもオカリナやリコーダーのように楽に吹ければ良いのに…と常々思っています。
オーボエのリードは2枚の葦(アシ)を重ねたダブルリードと呼ばれ、その2枚の間わずか約1mmに息を入れて、この2枚を効率良く振動させなければなりません。
上唇と下唇でリードの上下をプレスしますが、力を抜きすぎると、ただ息がスーッと通過するのみで、逆に力を入れ過ぎると、この2枚を潰してしまうことになり、ただでさえ1mmしかないのに、息が入らなくなってしまいます。
また楽器の特徴としては、
小さい=高い 大きい=低い
短い=高い 長い=低い
狭い=高い 広い=低い
となりますので、潰す事によって狭くする事となり、音程も上ずって調子っぱずれになるでしょう。息も入りにくくなり、息を止めているような苦しさも出てきます。
これに気が動転して、緩め過ぎたり、余計に力むと、ワケが分からなくなり、結果的に脳が酸素を大量消費し、口も息もバテてしまいます。
キツイ時ほど、口の力や、肩の力などを抜き、リラックスして、気持ちを平常心に保つ事が大事です。
何の楽器でも、またスポーツなどでも共通かと思われますがが、必要な力を入れて、無駄な力を抜く。いわゆる脱力と呼ばれる事を常に考えて、如何に楽にリードを振動させるかを常に考えると、少しずつ改善されるかと思います。
そして、その楽な振動で音程の合うリードや楽器の調整を模索し続ける事かと思います。
上手い人ほど、楽そうに演奏しています。
どっちが先かは分かりませんが、もしかしたら楽そうに吹くから、上手いのかも知れませんね
お互い頑張りましょう