先日、山口県宇部市の『宇部ルーテル教会』で演奏する機会がありました![]()
教会が年10回のペースで続けてこられた『珈琲コンサート』の35周年記念で、なんと第350回目との事です![]()
私は『フルート・オーボエ・ピアノ Ensemble Fiori』で出演させて頂きました![]()
学生時代は大学の隣が教会だったので、割と演奏する機会が多かったのですが、今回は久々でした。
私は特に信者とかではありませんが、バロック時代のバッハなど、クラシック音楽と宗教は密接なつながりも多く、音楽はもちろん、教会自体の静かで荘厳な雰囲気なども大好きです。
心優しい方々と、とても温かい雰囲気の中で、素敵な演奏会をご一緒できた事は、とても嬉しく思っています。
本当に感謝致します![]()
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せっかくですので、「アンサンブル フィオーリ」が演奏した『チャップリン・シネマ・ミュージック・メドレー』の動画を添えておきます。
本当は9分くらいあるメドレーですが、今回は3分程度のダイジェスト版に編集していますので、ご覧頂けますと嬉しいです![]()
チャップリンは皆様ご存知かと思いますが、白黒時代の映画界・巨匠で、監督・演出・役者に加え、自ら音楽も手掛けて、素敵な作品をたくさん残してくれています。
『喜劇の王様』とも呼ばれドタバタ・コメディのイメージが強いですが、作品には『戦争批判や社会風刺』も盛り込まれていて、その後の映画・演劇界や音楽家などにも多大な影響を与えた方です。
演奏会でも少しだけお話させて頂いたのですが、チャップリンの『殺人狂時代』という映画の中でのセリフで…
『Wars, conflict - it's all business. One murder makes a villain; millions a hero. Numbers sanctify.』
…という言葉があります。 日本語にすると以下のようになります。
『戦争や紛争はビジネスです。街中で人をひとり殺せば、殺人の罪で捕まってしまうけど、戦場では100万人を殺せば英雄になる。殺した数が殺人を神聖化します。』(意訳)
痛烈な皮肉ですが正にその通りで、命の重さはどんな状況であれ同じです。その一人が家族だった場合はどうなのか…と思います。
一部の権力者によって戦争という大義名分の元に、軍人も市民も感覚が麻痺させられているとしか思えません。
戦争をしても誰も幸せにはなりません。 世界各地で紛争が絶えませんが、一刻も早く止めてほしいなと無力ながら思っています。
ちょっと重たい話ですが、『チャップリンの音楽』を演奏する上では、大切な事かと思われますので記しておきました![]()
音楽はとても素敵なんですよね
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