私には5歳年上の兄がいて
幼い頃からいつも比べられていた

兄とは性格も
性別も違う

でも何かと言うと

『お兄ちゃんは…』

と言われる

兄が特別優秀だった
訳ではないし
私が特別劣っていた訳でもない
と思う

特に祖母は
超がつくほど兄に甘かった

田舎の跡取りだったからなのか?

兄妹格差は大きいと
幼いながらも感じていた

いつも…

お兄ちゃんばっかりと思っていた

小学1年生の時
兄が6年生いて
学校の先生たちも
兄の事を知っている

すぐに兄の妹だとバレた

兄が卒業すると
やっと自由になれた気がしていた

だけど家に帰ると
また兄と比べられる

うんざりだった

小学6年生で
ある恩師に出会った


Y先生がかけてくれた
魔法の言葉

Emuは
Emuのままで
いいんだよ

兄の呪縛がとけた気がした

みんな違う
みんな違って当たり前

みんな違ってみんないい


以下引用させて頂きました


 

あなたはあなたでいい


『私と小鳥と鈴と』


私が両手をひろげても、

お空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のように、

地面(じべた)を速くは走れない。


私がからだをゆすっても、

きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のように、

たくさんな唄は知らないよ。


鈴と、小鳥と、それから私、

みんなちがって、みんないい。


金子みすゞさんの
大好きな詩です

私はこの言葉に救われた