ちょっと思い出話
小学校の頃、学校がすごく楽しかった😊
一人の恩師のおかげ。
小学6年生の時に担任をしてくれたY先生。
Y先生は、新採で私たちの担任になった。
母親たちは、大事な6年生を新採の先生に担任させるとは…と、あまり歓迎はしていなかった。
それでも、私たちは楽しかった。
卒業する頃には、母親たちも『Y先生が担任で良かった』と言うほど、良い先生だった。
Y先生は、とにかく熱血で私たちは大好きだった。
時間割なんて、あってないようなもの。時間割はいつもY先生が放課後に『明日の時間割を発表します。1時間目〇〇~』と言う感じで発表する。だけど、次の日には、かわっていたりする。
私たちは、体育が大好きだったので、先生が体育しようかと言う度に盛り上がった。
今では、考えられないけれど、ターザンロープを登ったり、ギャラリーから高跳用マットに飛び降りたり…
とてもスリルな体育の授業…運動が嫌いな子もY先生の体育が大好きだった。
縄跳びや鉄棒も、できない子がどうやったらできるようになるか?と考えながら、みんなで教えあったり、応援しながら、みんなができるようになるまで頑張った。
私たちは、様々な遊びの中で、協力する事、自分たちで考える事、努力する事など様々な事を学んだ。
他の教科にしてもそうだった。時には『天気がいいな~よし、今日の国語は、屋上でするから、教科書持って、屋上に集合!』と言って本当に屋上で授業したり…
教室で座って授業するより、楽しかった。
6年生の運動会。私たちは、組立体操をした。
毎年、同じ事をしているので、先輩たちのを見ている私たちは、技の順番も何となく覚えていた。
私たちの年から、三段塔や巨大ピラミッドなどの技も取り入れられた。
私たちは、どうやったら、綺麗に見えるか考えながら一生懸命取り組んだ。
Y先生が、前に立って笛を吹く役だった。
Y先生は、来たばっかりだったので、順番も知らない。当日、保護者に最高のものを見せるために、間違いは、許されない。
最初は、カンニングペーパーを用意していたんだけど…
『お前たちが、頑張ってるから、一人だけズルする訳には行かない』
と、全て順番を覚え、堂々と指示した。
終わったあと…拍手が鳴り止まない。
大成功だった。