アーサー・エドワード・ウェイトさん
パメラ・コールマン・スミスさん
ウェイト・スミスタロット、
アレイスター・クロウリーさん
監修で
フリーダ・ハリスさん
トートタロット
の話です

私を含め、タロットを使って占う方はこのどちらか、或いは双方を使用なさってる方も多いかと思います

ウェイト・スミスタロットには「Pictorial key to the tarot」、トートタロットには「トートの書」という考案者による解説本がそれぞれあります。
ウェイトさんとクロウリーは仲が良くなかった(クロウリーが一方的に敵視していただけ?)のですが、思わぬ共通点があるんです。
それは…
占いに関する記述が少ない!
ということです

二人ともGDではあまり評判がよろしくないという点も…
クロウリーの奇を衒った物言いとそこについたイメージのせいで、
ウエイト版は占い用、トートタロットは魔術用とか言ってる人もいますが、それは大きな間違いです

そして両者ともゴールデンドーンのカバラーの大系をベースにした、セフィロトの仕組みや、象徴、その他や、
高等魔術
の最終目的である、セフィロトのマルクトからケテルに至るまでの道を示しているというところも共通点ですね。
これが何を意味するのか?
それはウェイト・スミスタロットも、トートタロットも占いはほんのオマケの副産物のようなものでしかなく、全との合一に至るための教理を示した本であり、我々が存在するマルクトからティファレト〜ケテルに至るための魔術道具なんだよ、ということです。
ここから特徴を見ていきますが、ウェイト・スミスタロットが画期的だったのは、小アルカナが絵札になったことです。
マルセイユ版や、ウェイト・スミス以前のタロットはワンド、カップ、ソード、コインの絵が描いてあるだけです。
そしてこれで占う時は、数字の意味、
例えば、GDの場合を見てみると、
1.根源
2.エネルギー
3.構造化
4.発展
5.分類
6.均衡
7.結果
8.変化
9.最終
10.結果
ペイジ=未発達
ナイト=直接
クイーン=経験豊富
キング=確立
と、それぞれのスートの意味、
ワンド=火=計画
カップ=水=愛情
ソード=風=思考
コイン=土=資質
をイメージと結びつけて占っていたわけです。
確かに現存するタロットの中でヴィスコンティー・スフォルツァ版の次に古い?ソラ・ブスカ版の小アルカナには絵が付いてますが、それ以外は数札だったんです。
そこに絵が付いたことで占いにも使いやすくなりました。
そして大アルカナの入れ替え。
本来は8.正義、11.剛毅だったのですが、正義の天秤、剛毅の獅子に目をつけ、占星術の獅子座、てんびん座との対応を図るために入れ替えたのです。
だって天秤座の前に獅子座があったらおかしいでしょ?
さらに愚者の位置がエリファス・レヴィの説明によると、20の審判と21の世界の間に入れるのが正当とされていたところを1の魔術師の前に置いたことも有名です。
その代わりに愚者の中にアレフベート(ヘブライ語のアルファベット)の21番目、「シン」っぽいマークをちゃっかり入れたりしてますが(笑)
ウェイトさんは大アルカナの絵には色々と注文をつけたらしいのですが、小アルカナの絵はほぼスミスさんが書いてます。
さらに占いにも持ってこいで、誰でもすぐに絵と解説本を見れば簡単に占える!
ということで大ヒットしたそうです。
ウェイト・スミスタロットを作るにあたってこれだけ大きな役割を果たしたスミスさんはほとんど報酬を得ることがなく、ほとんどウェイトさんが持っていったらしいですが…
死して名を残す、これが画家の宿命なのですかね…
対してトートタロット。
ここまでで相当長くなってしまったので、続きは次回にします!
ありがとうございました!






