整理収納アドバイザー 加藤真由美です。
昨日、我が家のスイッチプレートをセリア製品でデコレーションした記事を書きました。それがこちら
そういえば、保健室のスイッチプレートもデコレーションしたな~と思い出したので、今日は、それを紹介します。
といっても養護教諭時代の事も一緒に書こうと思うので、長くなります
興味のない方は、スルーして下さいね
毎朝、保健室の鍵を開けると、一番にするのが、部屋の電気をつけることです。
窓を開けて、換気しながら『今日も1日子供たちが元気に楽しく活動して、無事に下校しますように。』と念じ、1日をスタートするのです。
養護教諭(保健室の先生)になって始めの頃は、自分に余裕がなく無我夢中だった気がします。それが仕事内容に慣れてくると、自分の仕事を俯瞰してみるようになりました。
すると、子供たちが学校生活を送っている間、いつどんな状況になるかわからない、ケガや体調不良が起きたら、養護教諭が率先して対応することになる、大切な命を預かっている等が、経験を通じて実感するようになりました。
子供たちの成長を見守ることができるというやりがいと共に、責任の重さと怖さも感じて、日々緊張感を持って過ごしていました。
そして、子供たちが快適に学校生活を送るためには、起こったことに対応するだけでなく、予防することの方が大事だと思うようになりました。
それが、学校保健に関することだけでなく、環境整備の大切さを保健室から発信する原動力となったのです。環境には、もちろん子供を取り巻く教室や廊下などが整っているのは、まずは第1条件です。
それから、子供に接する大人の心身ともに健康であることも大事だと思います。
子供の前に立つ大人は、子供から『あんな大人になりたいな』『なんかイキイキして、楽しそうやな』『早く大人になりたいな』と思ってもらえるようであるべきだと思います。また、子供の前ではそう思ってもらえるように、努めたいと思っていました。
でも、いつもいつも元気な状態ではありません。年々、気力と体力の衰えを感じて働いてました。少しでも自分のテンションを上げ、子供の前ではいつも優しい(と見える)保健室の先生でありたい、と思っていました。
そうなるための手段として、スイッチプレートをデコレーションしたのです。
(本当に前置きが長くてスミマセン)
これでは、朝一番に触るには、どうも自分のテンションが上がらないっと思い、セリア製品を活用しました。数年前は、昨日紹介したデコレーションテープはありませんでした
使ったのは、クラフトテープと手芸用の飾りです。
クラフトテープ 裏はシールになってます
我が家のスイッチプレートに比べて、とってもカラフル
そして、室内用のナースシューズをそろえて脱ぎ、ぐるっと保健室を見渡します。『今日も無事に終えることができました。ありがとうございました。』と心の中でつぶやいて、保健室に鍵をかけていました。
思い返せば、23年もの長い間にたくさん失敗はしたけれど、関わった子供たちが誰一人として命を落とすことなく、成長していったことに、本当に幸せな養護教諭人生だったと感謝いたします。
今は、現場を離れましたが、これまでお世話になった学校現場や子供たちに、整理収納アドバイザーとして、何か少しでもお返しをしたいと考えています。
スイッチプレートについての記事が、私の想いを書く結果になってしまいました
本当に最後までお読みいただきどうもありがとうございました。