詳細に外陰部を確認しても病変を発見できず、しかし患者は外陰の痛みを訴えている。ようなことが時折あるそうです。まだ疾患概念としては確立されていないようですが、何冊が目をとおした中でわかりやすかったものを簡単に記載します。
あくまで前回記載したものの除外診断です。
治療法は鎮痛剤、精神安定剤などを組み合わせて使用し、外陰部に変化がないか経過受診をおこなう必要がありそうです。
1. vulvar vestibulitis
腟前提に触れたり、圧するだけで強い痛みを訴え、タンポンの挿入や性交時に痛みを訴える。比較的若い層におおいようです。
2. dysaesthetic vulvodynia
比較的広い範囲で痛みを訴える。腰痛、打撲後、性器ヘルペスの既往、骨盤内手術後などが多い。50歳以降の女性にみられます。
3. 骨盤底痛症候群
腟口より少し入った肛門挙筋付近に圧痛を認める。
4.糖尿病性神経痛
なぜわざわざこのような区分けした本があるかというと、やはり原因不明と患者に話してしまうと患者様が不安に感じます。なのでこのような疾患概念がある旨をお話することにより気持ちがおちつくという側面もあるような気がします。