初回(722日)に外来を持つことに恐怖心を感じ勉強ブログを開始したわけですが、GnRH製剤についてくわしくコメントします といってほったらかしになっていました。今日は当直なんですけど、時間があるので復習できました。病棟でも疑問に思いながら、忙しさゆえにながしてきたわけですが、同じような方に少しでも共有していただけたらなと思います。


GRHアナログ製剤にはアゴニストアンタゴニストがあります。作用機序は異なりますが、いずれも下垂体におけるゴナドトロピンの産生・分泌を低下させ、低エストロゲン状態をつくるわけです


では低エストロゲン状況がどういう風な治療に役立つかというと、

子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症の治療、体外受胚移植法での排卵誘発や乳がん・前立腺がんの治療に用いられます。

アゴニスト

酢酸ブセナリン

スプレキュア

900ug/day

1日3回

酢酸ブセナリン

スプレキュアMP1.8

1.8mg/4week

4週に1度

酢酸ナファレリン

ナサニール

400ug/day

1日2回

酢酸リュープロレリン

リュープリン

1.88mg/4week

3.75mg/4week

4週に1度

酢酸ゴセレリン

ゾラデックス1.8

1.8mg/4week

4週に1度

アンタゴニスト

酢酸セトロレリクス

セトロタイド

0/25mg/day

3mg/day

11

GnRHアゴニストはGnRHレセプターがダウンレギュレーションのため減少しその結果下垂体前葉のゴナドトロピンの合成分泌は長期にわたり抑制される。そのため卵巣での卵巣発育および、排卵は抑制され低エストロゲン環境となるわけです。

以前も書きましたが、アゴニストには点鼻薬と皮下注射があります。前回のコメントに付け加えて勉強になったのは点鼻薬の使用法として多いのは体外受精胚移植時のLHサージ抑制目的だということ。また皮下注射についても4週に1度使うことは知っていましたが、月経中より開始し、4-6回使用することや中止後も一定期間副作用が続くこと学びました。