前回の iRPMの設定(1) からの続きです。
ルーターの設定
ここでは、
① IPアドレスの固定
② ポートの開放(ポート変換・アドレス変換)
③ ダイナミックDNS(iobb.net)の設定
を行います。
以前紹介した「iTap RDP client」の設定時とほぼ同じなのでそちらを参照してください。
http://ameblo.jp/ktmrmt-515255/entry-10567644603.html
以下に異なる部分だけを記載します。
① IPアドレスの固定
ipconfig/allでネットワークの情報を表示させたときに、有線LANのEthernet adapter ローカルエリア接続の項にあるPhysical Addressを使用してください。
無線LANでは、このソフトは使用できないようなので、Ethernet adapter ワイヤレスネットワーク接続のPhysical Addressを使用するとうまくいかないかと思います。
②ポートの開放(ポート変換・アドレス変換)
今回、一番苦労したのがここの設定です。(>_<)
パソコン側のポート番号がなかなかわかりませんでした。
いろいろ調べた結果、7番のポートを設定するとうまくいきました。
2つのデバイスともこれでつながったので、Realtekのデバイスは7番でいけるのではないかと思います。
プロトコルを今回は“UDP”にしてください。TCPだと繋がりません。
ルーター側のポート番号は前回同様に、ダイナミック/プライベートポートという、49513~65535までの番号から1つ選びました。
③ ダイナミックDNS(iobb.net)の設定
「iTap RDP client」の設定時と全く同じです。
そのほか、セキュリティ設定についてはこのルーターでは図のような設定がありましたが、どれにチェックを入れようが接続には影響ありませんでした。
iRPMの設定
これが終われば設定は終了です。
同じLAN内での接続であれば、ソフト側で設定を勝手にやってくれるのですが、インターネット経由となるとそうはいきません。
①名前:、②ホスト:、③MAC:、④ポート:、⑤ブロードキャスト:
の5項目を設定します。
① 名前:
接続の名称なので好きな名前を入力します。ちなみに画像のFLORAはパソコン名。
② ホスト:
iobb.netを使用している人は、使用している
Host名:*****.iobb.net を入力
他のダイナミックDNSを利用している人もここに与えられたHost名を入れればいいはずです。
ダイナミックDNSを利用していない人は、ここにはルーターのインターネット側(WAN側)の
アドレス“***.***.***.***”を入れます。
③ MAC:
接続するパソコンのMACアドレス(Physical Address)を入力します。
ルーターのアドレスではありません。
④ ポート:
ルーター設定の、ポートの開放(ポート変換・アドレス変換)で設定した
“インターネット側(WAN側)ポート番号”をここに入力。
⑤ ブロードキャスト
ここは、OFFに設定します。
これで終了です。
設定を保存して、リストから名前をタッチして、ウェイクアップを実行します。
うまくいけば起動します。
うまくいかなかった場合、一度手動で電源を入れて、再度電源OFFにしてから、もう一度試したほうが
よさそうです。
一度、間違った設定でコマンドを送ってしまうと、その後正しい設定でコマンドを送っても電源がONしないことがあります。プロトコルを間違った場合なんかは、そうなりました。
また、LANケーブルを一度外してしまっても、うまくいかなくなるようです。
この場合でも、一度手動で電源を入れてからだと、再びうまくいくようになりました。
ウェイクアップの設定については、以上です。
前回のリモートデスクトップの設定よりも、こちらのほうがややこしかったです。(>_<)
あと、この「iRPM」にはシャットダウンの機能もあるのですが、こっちのほうは、まだ設定がうまくいっていません。
うまくいけば、気が向いたときに書きます。m(_ _ )m
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