北海道にあこがれのような感情を抱くきっかけになったのは、「北の国から」であることは間違いがない

 

昭和50年代の後半、大学受験を控え、自分の将来を思い描く中で、どうしても東京での生活がイメージできずにいた頃、「北の国から」が見せてくれた厳しくも壮大な北海道の自然の風景は私の心をつかんで離さなかった

 

念願かなって帯広の大学に進学し、車を持つようになってから、富良野を何度も訪れては、観光名所らしき場所をうろうろした

 

大学2年生の秋、十勝で生まれ育った女の子との交際が始まり、富良野へのドライブは心躍るひとときだった

 

富良野の街にあった「北時計」は珈琲屋さんだったが、北の国からのTVプログラムに関する展示があったり、ちょっとしたお土産を買うこともできた

 

もう40数年前のことなのに、そこで彼女と話したことをふと思い出したりもする

その記憶を蘇らせるのは、このマッチ

 

煙草は吸わないけれど、レジ脇から一ついただいてきたもの

今も大切に持っている

 

古いマッチで思い出すのは、

風(伊勢正三)の「あの唄はもう唄わないのですか」という曲(1976年)

 

いつかあなたのポケットにあった

あの店のマッチ箱ひとつ

いまでも時々とりだして

ひとつつけてはすぐに消します

あなたの香りがしないうちに

 

そんな歌詞

 

自分は勿体なくて、「北時計」のマッチを擦ったりしないけど

別れた相手を思う女性の気持ちがなんだか切ない歌

 

でもマッチをつけたら、その当時の思い出が一つ蘇るのかもしれないような気がする

 

あの人は今どうしているのかな