創ちゃんに、彼女ができた。
ふたりで、ゲームすることが増えた。
彼『ざーこ』
『もう一回しよ。』
彼『創ちゃんは、うまくなるの早いのにお前は遅いなあ。』
『伸びしろがあるってことでしょ!』
彼『今日暇?』
『うん、する?』
『今日もしよ?』
彼『いいよ。』
気付けば、大学の席は毎回彼が見える位置に座るようになった。
でも、恥ずかしくて、大学ではなかなか話しかけれない。
見れるだけで、嬉しい。
違う学科と合同の授業があった。
そこで仲良くなったももちゃん。
もも『今日も一緒に彼くんが見える席に座ってあげる!』
『…、ありがと。』
もも『みんとって、コミュ力高いくせして奥手だよね笑』
『だって…、恥ずかしいんだもん。コミュ力高くても私恋愛経験ないよ?』
もも『そこが、ピュアで可愛いですねえ!』
『彼くん、寝てる…、かわいい。』
もも『こりゃだめだぁ。』
今日は珍しく、彼くんが用事があるらしい。
創『みんと、今度彼君のバイト先のお店食べに行こうよ!』
『いいよー!いつ行こっか?』
もも『なんかいいことあった?』
『あの…、彼くんのバイト先に食べに行くの。な、なに着ていったらいいかな?』
もも『いつも通りでいいんじゃん?好きバレしたくないんしょ?』
『恥ずかしいからね…、わかった!』
創『行こっかー!』
『うん!』
彼『来てくれてありがと〜、店長に言ってるから安くしとくしサービスもするよ!』
創『あのさ、みんとさ。彼くんのこと好きでしょ?』
『んんっ?!チガウケド?』
創『いや、わかりやすい。というか、薄々気づいてた。』
『創ちゃん、絶対言わないでね???』
創『気持ち伝えないの?』
『恥ずかしくて無理かな?』
創『ふーん。』
彼『また、来てよ!ありがと!』
お腹もいっぱい、しあわせな気持ちでお家に帰った。
彼『今日、ゲームする?』
『する!』
彼『眠たくなってきた…。』
『おねむなんですかぁああ?』
ブチッ
あれ。煽ったから、怒ったのかな…。
Prrr
彼『もしもし?』
『怒ったかと思った…。』
彼『別に〜、みんとに煽られても何も感じない』
『良かった。』
編入の話。
ゲームの話。
実は私もギターしたいんだ。
『眠たくなってきた。』
彼『おねむですかあ?』
『いや、そんなことはない…』
あれ、いつの間に寝てたんだろ。
彼『スぅースぅー』
繋がってる…?
『おはよ?』
彼『おは…よ』
『もう、私家出ないといけないから、また学校で!』
通話終了。
もも『放課後話したいとか、珍しいじゃんどした?』
『あ、の…。昨日電話…した。』
もも『彼くんと?』
『うん…(泣いてる。』
もも『は?なんで泣いてんの?!』
『し、しあわせすぎて?』
もも『もうそれ、好きすぎでしょ笑笑』
『うん、重症かもしれない。』
彼と電話した日から、彼と電話をすることが多くなった。
創『じゃあ、寝るかぁー、おやすみー!』
彼『おやすみー!』
『おやすみ!』
Prrr
彼『もしもし?眠い?』
『眠たくないよ!』
彼『なんかさ、みんと今悩みごとある?』
『なんで?』
彼『いや、元気ない気がしたから。』
私の家庭事情は、悪いのかな?
小学生の時に、父と母が別居した。
私は母についていった。
歳を重ねるごとに、父と母と私と3人で仲良く暮らすことはもうないんだと気づいた。
考えたくはなかった。
だって、どっちも好きだし。家族だし、親だ。
母『みんとは、もうすぐ成人だし言うけど、実は彼氏いたんだ』
みんと『そうなんだ!いいじゃん、お母さんの人生はお母さんだけのものだから好きにしたらいいんだよ!私がなにか言えることじゃないよ!』
これが、正解だよね。
『こんなん、言われてもー、泣かれてもだよね。ごめんね。重くなっちゃった笑笑』
彼『みんとは、頑張り過ぎなんだよ。しんどくないわけないし。しんどくてあたりまえ。俺が解決してあげることはできないけど、話は聞いてあげることはできる。いつでも相談してほしい。』